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T2は危険である

[T2は危険である 1a]
危険なT2_01a
CONTAX T2 + Sonnar T* 38/2.8, Rollei 100 Tonal
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus



高級コンパクトカメラとして一世を風靡した CONTAX T2 は、実に危険だと思うのである。



[T2は危険である 1b]
危険なT2_01b
CONTAX T2 + Sonnar T* 38/2.8, Rollei 100 Tonal
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus



何が危険かというと、フィルム消費への配慮がない、という点である。

ファインダーをのぞきこんで、ひんやりとするサファイヤガラスのシャッターボタンを軽く触ると、視角に緑のランプが灯る。
緑のランプが灯ったら更にボタンを押し込む、ジー(レンズがせり出す)、スポッ(レンズシャッターが動作する)、ジャー(フィルムが巻き上がる)。
F1ではないにしろ、緑ランプ点灯で一発スタート、なのである。

気がつくと、行程の半分にも行かないうちに詰めたフィルムの半分ぐらい使っていることになっていて、少し冷静になってファインダーをのぞかないようにブラブラとする。

しかしながら、犬も歩けばであって、これはと思うと、T2は自分の顔の前に来ていて、右目はファインダーを通したその先を見つめている。
そして、緑ランプが灯れば、ジー・スポッ・ジャーである。
シャッターボタンはRTSのそれより軽いのではないか、罪悪感の微塵も無いのではないか。
後味もあっさりしたもので、デジカメみたいにその場で確認なんてできやしないから、数歩経てば反省すら覚束なくなるのではないか。

唯一、我に返るのは、フィルムを巻き戻している時間。
レンズはむき出しのまま鞄にも入れられず、ジャーとフィルムを巻き上げている間、ただ待つだけ。
あぁ、また1本撮り終えてしまったか。
そのやるせなさを痛感させるには、十分な時間をT2は押し付けてくる。

現像して、画面で大写しすると、ややっと思うカットがいくつかあるのも危険性のひとつであろう。
光量が足りないかな、なんて所を撮ると覿面(てきめん)である。
このいくつかいいものがある、というのがミソ。
数多意見の通りピントが外れて、もしここでピントが合わせられればという使命感みたいなものが湧き上がったとしたら。

またT2にフィルムを詰めて、持ち出すのである。

やはり、T2は危険である。
それが好きなのではあるが。

tag : Camera.CONTAX-T2 Lens.SonnarT*38/2,8 Films.ROLLEI-RETRO100Tonal 街.大森・蒲田

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