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IR事始9

赤外線写真である情報を得たので、確かめることにしました。





それは、赤外線写真用フィルムの情報。

これまでは、Ilford SFX200 を使用してきました。
正確には赤外線撮影用フィルムではない SFX200 は、実は、お手軽でした。
・入手が容易: 量販店でも手に入る(店頭、インターネット店)
・通常のモノクロ現像ラボでも取り扱っていただける

情報とは、Rollei Retro 400s には赤外感度がある、というものでした。
Rollei社には Infrared 400s がラインアップされているのですが、Retro 400s でも十分な赤外特性がある、と。


さっそく、かわうそ商店さんで入手して、確かめることにしました。
先日の新しいモノクロフィルムの導入の話しと、昨日の朝の公園での撮影は、ここに繋がっているのですね~

それで、今回はいっぺんに色々と確かめることにしました。
夏休みに色々と持ち出そうかともくろんでいますので。

なお、評価はこれまで同様
やや小生の感覚ではありますが、ご容赦ください。
現像されたフィルムの出来上がりで、適正露出からのずれを評価しグラフにプロット、機材毎の適正露出が得られる機材設定条件を求めます。




【露出条件検討結果1: CONTAX G1 の場合(TTL測光機)】


◆機材リスト
Camera : COTNAX G1 + Biogon T* 28/2.8
Fillter: Fuji SC72, IR76
Film : Rollei Retro 400s、ラボにて現像
Condix : ISO400に設定して撮影、AE標準にして -2から+2まで1度毎に補正(1シーンで5条件撮影)

◆露出補正と露出具合
IR事始09a


 横軸・EV値
  ・ピンク : SC72使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)
  ・ブルー : IR76使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)

 縦軸・露出具合
  ・出来上がりを見ての判断
  ・-2: 露出不足、-1: 露出不足(調整可能)、0: 適正露出、+1: 露出超過(調整可能)、+2: 露出超過


◆撮影結果
[Rollei Retro 400s 試写: フィルターなし]
IR事始09a-Thru
CONTAX G1 + Biogon T* 28/2.8, Rollei Retro 400s
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus


[Rollei Retro 400s 試写: SC72装着(AE-2)]
R事始09a-SC72
CONTAX G1 + Biogon T* 28/2.8, Rollei Retro 400s, SC72
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus


[Rollei Retro 400s 試写: IR76装着(AE+2)]
R事始09a-IR76
CONTAX G1 + Biogon T* 28/2.8, Rollei Retro 400s, IR76
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus


◆考察
 ・Rollei Retro 400s には、赤外線撮影が可能な能力がある。
 ・どちらもy切片が適正露出と考えられるので、以下の露出補正値にて撮影するとよさそう。
  - SC72では、AE値から2段絞る (-2)、予備にもう一段絞る(-3)
  - IR76では、AE値から2段開ける(+2)
 ・この値は、Ilford SFX200 を使用した条件とほぼ同じ。
 ・IR76でも十分な画像が得られる。
  - Retro 400s が紹介されているページでは、730nmまでとなっている。
  - 可視光部分がより少なくなり、くっきり白く写る。
 ・SC72を使用すると、AE-2補正でシャッタースピードは 1/60程度。もう一段絞ると(1/120秒)、ギリギリ手持ちでの撮影が可能になってきそう。




【露出条件検討結果2: CONTAX TVSⅡの場合(外部測光機)】


◆機材リスト
Camera : COTNAX TVSⅡ
Fillter: Fuji SC72
Film : Rollei Retro 400s、ラボにて現像
Condix : ISO100で撮影、AE標準にして 0から-4まで1度毎に補正(1シーンで5条件撮影)
 →TVSⅡやT2といった露出をDXコードだけで設定する機種の場合、Rollei社フィルムのようにDXコードがパトローネに無いと、
  ISO感度は100に設定されてしまいます。
  Rollei Retro 400s の額面上の ISO感度は 400 ですので、最初から +2 補正がかかってしまっている、ということになります。
  よって、TVSⅡの露出補正は、AE±0 が カメラ本体設定で AE-2 となります。


◆露出補正と露出具合
R事始09b


 横軸・EV値
  ・ピンク : SC72使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)

 縦軸・露出具合
  ・出来上がりを見ての判断
  ・-2: 露出不足、-1: 露出不足(調整可能)、0: 適正露出、+1: 露出超過(調整可能)、+2: 露出超過


◆撮影結果
[Rollei Retro 400s 試写: SC72装着(AE-2)]
R事始09b-SC72
CONTAX TVS2 + Sonnar T* 28-56/3.5-6.5, Rollei Retro 400s, SC72
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus


◆考察
 ・TVSⅡで使用した場合、露出にあまりばらつきがなく、一直線になった。
  外部測光とTTL測光の違いによるものかは、不明。
 ・適正露出は切片が適正露出と考えられるのでAE値から4段絞る(-4)ところと考えられる。
  念のために予備にもう一段絞る(-5)と白飛びは回避できると考えられる。
 ・この値は、Ilford SFX200 を使用した条件とほぼ同じ。
 ・AE-4補正でシャッタースピードは 1/60程度。もう一段絞ると(1/120秒)、ギリギリ手持ちでの撮影が可能になってきそう。




以上のように、Rollei Retro 400s を用いても赤外線写真が撮影できることが分かりました。
これまで使用してきた Ilford SFX200 と比べると、Rollei Retro 400s の方が粒子感が少なく、くっきりと見えるように思えます。
赤外線写真の選択肢が増えてよかったと思っております。

tag : Camera.CONTAX-G Lens.BiogonT*28/2,8 Camera.CONTAX-TVS2 Lens.VarioSonnarT*28-56/3,5-6,5 Films.ROLLEI-RETRO400S 形.赤外線写真 街.大森・蒲田

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