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IR事始7

[IR de 風景5a]
IRde風景05a
CONTAX TVS2 + Sonnar T* 28-56/3.5-6.5, Ilford SFX200, SC72
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus



今回は視点を変えて....



これまでの銀塩フィルムを使用した赤外線写真撮影は、CONTAX Gシリーズを用いていました。
レンジファインダー(ライク)の G シリーズは、赤外線写真撮影にはもってこい、の機材であると考えています。

しかしながら....、重い、機材が大掛かり....

小生の写真撮影機材を見回してみると、いいものがありました。

それは、CONTAX TVS2 です。

これは、撮影レンズ正面にフィルターやフードが着けられるように、直径30.5mmのネジが切ってあるのです。
これを利用して....
これまでの経験どおり、30.5mm → 37mm のステップアップリングと、直径37mmのプロテクトフィルターで、赤外線フィルターを挟み込むことで、TVS2 に装着するフィルターができました。

TVS2 の測光方式は、本体前面にある SPD素子による外部測光方式。
GシリーズのようにTTLではありません。
ならば、その測光窓を赤外線フィルターで覆うか、と。

ということを施してできたのが、CONTAX TVS2 赤外線写真撮影バージョン。
ちょっと工夫(?)が必要なのは、測光窓とファインダー窓が近く、漏れが発生しないように測光窓をフィルターとマスキングテープで覆うところです、かね。
あまりマスキングテープを貼ったり、剥がしたりしていると、フィルターにテープののりやら指紋が付いてしい汚れてしまいます。
ファインダー窓に少しテープがかかるぐらいで仕上げてみました。
ファインダーをのぞくと、左端がわずかにぼやける程度。
気にしなければ、気にならない?


[CONTAX TVS2 赤外線写真撮影バージョン]
TVS2_IR





いつもの通り、Ilford SFX200 を1本費やして、色々な条件を探ってみました。
今回、フィルターは SC72 に固定しています。
最終的には、TVS2 の プログラムモード を利用した適正露出撮影条件です。
もとからプログラムAEモードしかない、TVS2のようなコンパクトカメラですから、手軽に撮影するには、P:プログラムモード での撮影がより似合っていると思います。

・プログラムAE撮影条件から露出計数を算出
・P:プログラムモードだと絞り値が明確ではないため、F=5.6 の条件(シャッタースピード)と比較してP:プログラムモード時の絞り値を逆算
 結果としては、概ね、開放の F=3.5 と思われました。思われました、というのは、シャッタースピードも切り上げ(1/2.8 は 1/3 と表示されるであろう)だったり、露出計数の算出に用いているのが、GossenのDigiSix でして....、そのダイヤルには F=3.5 が刻まれていませんので....、F=4 が一番近くて、その数値でなんとなくあってしまっているので....。
(細かいことを言うとFの列は 1/3段刻みになっていて、数値だと、4 → 3.6 → 3.3 → 2.8 )



機材をもう一度整理してみましょう。

カメラ  : CONTAX TVS2
レンズ  : Vario Sonnar T* 28-56/3.5-6.5 (全部、広角端の28mmで撮影しています)
フィルム : Ilford SFX200、ラボにて現像
フィルター: Fuji SC72



【SC72 on CONTAX TVS2】
TVS_SC72_撮影条件01a



グラフは横軸がEV値、縦軸が撮影された写真の露出具合を示しています。

 横軸・EV値
  ・ピンク : AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)
  ・グリーン: AEモードでの撮影条件におけるEV値(絶対値)

 縦軸・露出具合
  ・出来上がりを見ての判断
  ・-2: 露出不足、-1: 露出不足(調整可能)、0: 適正露出、+1: 露出超過(調整可能)、+2: 露出超過


エクセルのグラフ機能を用いて、近似曲線を追加してみました。
数式も載せました。


このことから、AEモードでの補正量(ピンクの直線)を考えてみると、
・SC72使用時、AEにして、露出補正:-0.4(絞る)
となりますが、1/3段刻みの露出補正では、このようなダイレクトの値で設定することが困難でもあるため、-1.0(絞る)と設定して臨みたいと考えております。
露出補正なしでも良いようですが、前回の考察通り、露出が若干足りないほうが諧調(トーン)が破綻しないと思われるので、-1.0とすることにしましょう。



[IR de 風景5b]
IRde風景05b
CONTAX TVS2 + Sonnar T* 28-56/3.5-6.5, Ilford SFX200, SC72
Scanner: CanoScan 8800F + Silverfast SE plus



さて、条件もでたところで、TVS2 も赤外線写真撮影に投入です。

tag : Camera.CONTAX-TVS2 Lens.VarioSonnarT*28-56/3,5-6,5 Films.ILFORLD-SFX200 形.赤外線写真 街.大森・蒲田

コメント

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No title

素晴らしい!

Re: No title

nakkyさん、コメントありがとうございます。

> 素晴らしい!

ありがとうございます。
ま、ここまでしている人は居なさそうなので、どこかで誰かの参考になれば的な内容ですね。

ここ関東では、新緑の季節は終わりになりましたので、赤外線写真の出番が減る、かなぁ....???

No title

新緑じゃない緑はどう写るんですか?・・・

Re: No title

nakkyさん、こんにちは。
水溜りの中の風景写真、とてもすばらしいです!

> 新緑じゃない緑はどう写るんですか?・・・

葉っぱの種類にも依るようで...
松などの針葉樹の新緑じゃない葉っぱは黒く(?)写ります。
より白く写るのは、ナラや、ブナのような広葉樹の新緑のようです。
色々な植生があると、色々なグレートーンになるようです。

ペイントを塗ったような緑は....、撮ったことがありませんので想像ですが、黒く写ると思います。

No title

おはようございます。

久しぶりにフィルムの赤外線写真を拝見しました。Ilford SFX200 は使いやすいでしょうか。
赤外フィルムは気難しいので現像ムラとか出やすいので。ピンホールっぽい雰囲気が夢の
世界感を醸し出してますね。

Re: No title

伸之助さん、コメントありがとうございました。

> 久しぶりにフィルムの赤外線写真を拝見しました。Ilford SFX200 は使いやすいでしょうか。

身近で比較的簡単に手に入る赤外線フィルムとして、SFX200を使っています。
そのうち、他のフィルムも使ってみたいな、と。

> 赤外フィルムは気難しいので現像ムラとか出やすいので。ピンホールっぽい雰囲気が夢の
> 世界感を醸し出してますね。

現像は、ラボでやってもらっています。
そおは「赤外線フィルムお断り」と言われいてるので、SFX200 がギリギリですね(取り扱いとしては普通のフィルムでなんとかなるので)。

デジタルカメラの赤外線写真とは、やはり違うものなのでしょうか、雰囲気。
フォトセンサーが元から赤外線は守備範囲外、というのと、赤外線を写すために感度設定されている赤外線フィルム、というところあたりから違ってくるのでしょうか。

どちらにしても、可視光とはちょっと違った写真の世界。
楽しみたいと思っています。
伸之助さんのblogもよく読ませていただいております。
またよろしくお願いします。
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