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Synchro In City #515

[Synchro In City #515a]
SynchroInCity515a
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
2020年度5月例コンテスト「元気」
Hasselblad SW + Biogon 38/4.5 + SC72 filter, Rollei Retro 400S
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


私は「元気」です。






ご存じの方はご存じのSNS上の集まりである「フィルムを月1本使うの会」で毎月開催している通称「月1コンテスト(つきいちこんてすと)」なる仮想空間でのグループ写真展。
唯一のシバリは銀塩フィルムを使用した写真であること。毎月出題される「お題」と称するテーマに沿った写真をみんなで投稿しあって、みんなの投票で1席を選び、1席獲得者が次の「お題」を出すというコンテスト形式になっています。
実は、2月のお題「朝の風景」で1席をいただきました。そこで私が出題したのが今回の「元気」。趣旨として、「新型コロナウイルスの影響が世界的な広がりを見せる今、元気が出るような、元気を出しているような写真を撮って、みんなで鑑賞し、お互い元気を出しましょう!」ということを掲げさせていただきました。
当初の思惑は、この新型コロナウイルスの感染拡大が何とか収まって、その喜びもあって元気のある、元気を感じるような写真を投稿するぞ、と意気込んでいたのですが、なかなか自然の力、ウイルスの力は自分ではどうすることもできず、とうとう5月も中盤になってしまいました。
この新型コロナウイルスに感染と発症に対して現時点では治療法が確立しておらず、罹患せず、そして、感染を拡大させないために、極力、人と人との接触を控える、つまり、自宅に居て外に出て人と交わらない、という消極的ではありますが、確実な手段で当分の期間過ごすことになりました。私のような写真、街に出てその場を撮影するスタイルの写真家は、外に出ないと写真を撮影したり作ったりすることができないわけで、コンテストに投稿するだけでなく、まあ、写真家としては低調な日々が続いておりました。


[Synchro In City #515b]
SynchroInCity515b
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Hasselblad SW + Biogon 38/4.5 + SC72 filter, Rollei Retro 400S
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


一方、5月ともなると紫外線が強くなり、赤外線透過フィルターを装着した写真である赤外写真撮影にいい季節になってきます。自宅で過ごすといっても、人との接触を極力減らした行動、例えば、近所の散歩は体調を維持するにも続けておりました。そうすると太陽に照らされた新緑が白く見えるようになってくるんですよね。もちろん、散歩にカメラを持ち出すのもアリなので、時にはカメラを携行してシャッターを押しておりました、そう、赤外写真も。
拙blogでもたびたび登場する赤外写真、手っ取り早くはデジタルカメラに深紅の赤外フィルターを装着して、モノクロ画像変換することによって楽しめます。デジタルカメラ撮影だと、カラースワッピングをすることにより、カラー画像で楽しむこともできます。いわゆる False Color という楽しみ方ですね。

[Synchro In City #515c]
SynchroInCity515c
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Olympus Stylus TG-5 Tough, Kenko-Tokina PRO1D R72 Filter (SR-72)
Photoshop Retouched


ところが、この画像でもわかる通り、画面中央部に丸く色が抜けた感じというか、露出が明るく出ている部分が出来てしまうのです。単純に彩度を落としたモノクロ画像に変換するだけだと、それほど目立たない中心部分の色抜けも、カラーにすると随分と目立つようになってしまいます。
この中央部の色抜け、これまで色々と試してみましたが解決せず、自分のデジタルカメラ特有の、デジタルカメラのレンズ先端とフィルター内側のわずかな空間における入力光による内面反射で起きてしまうのではないであろうかと推測してそのままにしておりました。ところが知り合いから同様な現象に悩まされているというお話をいただき、自分の撮影機材だけでなく発生することから、もう少し工夫をしてみることにしました。
と、ここまで読まれた方の期待を裏切るようで大変申し訳ないのですが、結局のところ、今の段階では解決することができていません。解消策が述べられていないことをご理解いただいたうえで、以降、読み進めていただければ幸いです。
色々やってみたとは、次の内容です。
・手元にあったマルチコーティングのレンズプロテクトフィルター、乱反射を抑えるタイプのフィルターを赤外レンズの前や後に装着しました。特にマルチコーティング・プロテクトフィルターをレンズ前面に近い方に装着することで、画面中央部の露出変化部分の発生はほんのわずか軽減されるものの、色抜けなくなるほどではありませんでした
・プラスチックシート製フィルター、いわゆる、ゼラチンフィルターをデジタルカメラレンズ部分に直接貼付けて、フィルターとレンズ前面を密着させて撮影しても、改善されませんでした

すなわち、当初、レンズ表面とフィルター間での内面反射だと思っていたことが否定されていることになりそうです。
もしかしたら、私と知り合いが使っているようなコンパクト型のデジタルカメラ(略してコンデジ)では、この現象が起きてしまうのではないか、なぜだかわからないがコンデジ特有の不可避な現象ではなかろうか、というオチのない結論がチラチラと見えてきました。
そういえば、天体写真を撮影される方は都市光害を軽減するために赤外フィルターを使うのですが、デジタル素子の前に、場合によっては既設のデジタル素子前フィルターを外してまで、デジタル素子の前に赤外フィルターを装着していることを思い出しました。レンズフィルターを使えば、そんなカメラ本体に直接手を入れなくても済むのに、それをしない理由があるのでしょう。長焦点のレンズを使うからか、それがなぜなんだか、まだ調べがついていません。赤外フィルターはデジタル素子直前、レンズ後段がよいのであろうかと思うと、コンデジを使う限りはこの画面中央部の画質不均一は解決できないのであろうか....


[Synchro In City #515d]
SynchroInCity515d
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Olympus Stylus TG-4 Tough, Fuji-film SC72 Filter
Photoshop Retouched


では、銀塩フィルムだとどうだったかと、過去の写真をざっと見返してみる限り、レンズ前フィルターで撮影しているにも関わらず、このような画質の不均一感のあるコマは見つかりませんでした。赤外フィルターの位置、レンズ前とレンズ後、どちらが良いものなのでしょうか、それとも変わらないのか....
そんな気持ちで Hasselblad SW を眺めていたら、ボディ内側、レンズ後端に枠があることに気づきました。ここに上手く収まる大きさのフィルターを作れば、レンズ後フィルム直前のフィルターになる、と。そこで思い付きで作ってみたのがこのフィルター、枠素材は画用紙(正確にはプリント用紙の仕切り紙)と富士フィルムのシートフィルター、いわゆる、ゼラチンフィルターです。なお、この画像では、画用紙製フィルター枠は白色ですが、この画像撮影後に気づいて、黒く塗ってから撮影に臨んでいます。


[Hasselblad SW 用に作った赤外フィルター(ボディー内部収納型)]
SynchroInCity515_others


このフィルターをカメラボディー内に装着して、近所で試写してきたその一枚が冒頭の写真になります。
結果としては、当たり前かもしれませんが、赤外写真になっています。
しかしながら、いくつか問題点が発生しています。
・フィルター面の汚れが相当量写り込んでいる(枠の周りのゆらゆら→ノリと黒く塗った時の黒ペンのペン先はみだしやゴミ)
・撮影可能画面サイズが気持ち小さくなっている(Hasselblad特有の左枠の切れ込みが写っていない)
まあ、思い付きで試したことですから、そんなものかとは思いますので、今後、この方式、ボディー内部のレンズ後端フィルム前にフィルターを配置する方法で赤外写真を撮影することにしたら、フィルターを作り直してみたいと思います。


[Synchro In City #515e]
SynchroInCity515e
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Hasselblad SW + Biogon 38/4.5 + SC72 filter, Rollei Retro 400S
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


まあ、自分で言うのもなんですが、実は、こんなことをしている時が実は楽しくて、元気が出てくるひと時だったりするんですよね。
今回の新型コロナウイルス感染拡大防止で、治療方法が確立していないこの時期、人と人との接触を極力減らして、自宅で過ごす(StayHome)のが一番と頭では理解していても閉塞感からくる気力減退・意欲喪失なんてことになっていました。本当にこの新型コロナウイルスは、人間の体力や免疫力だけでなく知力までも試そうとしているいやらしいヤツなのではないかと思っているところです。

今回の「月1コンテスト」の自分で出したお題に強引に結びつけるための言い訳を言い終えました。
まだまだこの新型コロナウイルスと人類の戦いは続くものと予想されます。そんな中でも人それぞれが将来を思い描きながら、元気に過ごすことを願ってやみません。
というわけで、今月はここまで。


[Synchro In City #515f]
SynchroInCity515f
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Hasselblad SW + Biogon 38/4.5 + SC72 filter, Rollei Retro 400S
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

テーマ : カメラ散歩
ジャンル : 写真

tag : Camera.Hasselblad-SW Lens.Biogon38/4,5 Films.ROLLEI-RETRO400S Camera.Olympus-TG5 Camera.Olympus-TG4 形.赤外線写真 街.練馬

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