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Zeiss沼 Annex

[Zeiss沼 Annex]
Zeiss沼Annex01-01aa
Apple iPhone-7


今回はオーディオ。





これまで綴ってきた「Zeiss沼」、最新機材導入のネタがとうとう尽きてしまいました。
引っ越したことをきっかけに、保有カメラの大粛清を決行。当面、新しい機材を手に入れることもなかろうかと秘かに思っている次第....、いつまで続くかは分かりませんが。
そこで、他の機材ネタ、オーディオについて、直近の動きをご報告させていただきます。


[我が家の約30年前のステレオアンプ: Sony TA-F333ESXⅡ]
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主役はコヤツ、約30年前に手に入れたプリメインアンプです。
手に入れてから何度か引っ越しているものの、都度、同行させて使っておりました。使っているといっても、近年は調子がいまひとつということもあって、思い出したように火を入れる(=電源を入れるの古典的表現)ぐらいでした。調子が悪いところとは、以下の症状。

(1) 小さなボリュームで音が出ない(ことがある)
(2) 聞いていると、段々と左右の音の出方が違ってきて、左右バランスが悪くなってきてしまう(ことがある)
(3) (1)と(2)は音を出しながらボリュームを大きくすると直る(ことがある)
(4) Aスピーカーを選択すると音が出ない(Bスピーカーだけが音が出るも、(1)~(3)の症状が出る)

このような症状が出るため、対処療法的に、ウォーミングアップと称して、聞きたい音楽以外の音楽を流してスピーカーから音を出しつつ、ボリュームを大きくしたり小さくしたり、また、左右バランスのつまみを右に振ったり、左に振ったりを、グリグリと繰返すのです。ボリュームを回すと、劣化したボリュームにありがちな「ガリガリ」という音がでたりして....、まあ、これでしばらくは音楽を聴くことができていたのです。
そんなところで引越しをして、引越しを機にスピーカーケーブルも新調することになりました。というのも、部屋のレイアウト上、ステレオセットを置く場所とスピーカーを置く場所が部屋の対角の位置関係にならざるを得なくなり、これまで使用していたケーブルが継続使用できなくなったためです。そして、距離にして20m、これまで使っていたケーブルのクラス=細径では減衰が著しいと考え、一回り太いケーブルを選択することにしたのです。その筋ではちょっと有名なコストパフォーマンスに優れたカナレ社の4芯スピーカーケーブル、4S6を4S8にしました。その太さゆえ、当初準備したモールに収まりきれず、急遽一回り大きいモールを準備して納めるというドロナワな対応もありました。スピーカケーブルをグレードアップした結果ですが、これがまた劇的に音が改善したのです。こんなにいい音を出すことができたの、って言うぐらいに。アンプとスピーカーの距離がもっと近ければ、更に向上が期待できそうです、今は叶えられそうにありませんが。


[スピーカケーブル敷設中: 当初準備したモールに収まりきれずの図]
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しかしながら、劇的に再現音の向上が図れたにもかかわらず、アンプの調子は相変わらず。かくなるうえはアンプも買い換えるか....、と気色ばんだのですが、最近のステレオアンプには Phono端子 がないのですね。アナログ入力すら省略されている高級アンプがあったりして。オーディオの世界も時代は確実にデジタル化が進んでいたのですね、いつの間にか。これって、小生が現在のカメラ・写真に至る最初のオドロキに通じるものがあります(Zeiss沼1丁目)。
....、あ、そうか、中古カメラならぬ中古オーディオに進めばいいのか....
と思ったものの、オーディオに凝っていた頃の往年の名機は、オーディオの世界でもそれなりに高い、のですね。

そんな中、ネット情報を色々と眺めていると、クラシックカメラ、いや、クラシックオーディオの修理レポートにいくつか出会うことができました。小生の使用しているプリメインアンプがずばり出てくることはなかったのですが、兄弟関係にあるアンプたちが保有者の手による修理で復活したという記事を探し当てることができました。今回参考にさせていただいたのはここと、ここここ、そして、ここ、です。この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。大変参考になりました。みなさん、記事が現時点から概ね10年ぐらい前。大体そこいらあたりで何とかされようと思いついたわけですね。小生はみなさんから遅れること10年....、とはいえ、今の時代、これら情報のインターネット上におけるアーカイブ性はものすごいものがあると感心するばかり。

話しを整理しましょう。
まとめると、音が出にくい現象は、
・ボリューム(アッテネータ)に使用されている可変抵抗器の劣化のこともあるが、それより先にスピーカー出力端子直前にあるリレー接点の接触不良を疑うべきである
・場合にっては各種基板(ボード)のハンダ割れも疑うべし
という2点に絞られようかと。

その推測の裏づけを得るため、フィルム月1のメンバーでオーディオの話しをよく Facebook にエントリされていた方に相談しました。その節はお世話になりました。その結果、メーカと機種により事情が違うので良くは分からないとのこと、それはそうですよね。そして東京は秋葉原周辺にある中古オーディオ店の情報をいただきました。そこで、冒頭の画像となった次第。
果たして、その中古オーディオ店に行ってみると、小生と同じ機種が3台同じ値段で並べられていました。小生の機体よりとてもきれいな個体ばかり。さすがに内部パーツは置いていなかったものの、症状を話したら、ボリュームではなくてスピーカーリレーというお答えをいただきました。よしっ。早速、分解して中身を見てみるとしましょう。


[Sony TA-F333ESXⅡ のケースを外したところ]
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うっすらとホコリがたまっています。30年間のチリツモです。
中身は結構スカスカですが、とても重いのは、ベースとなっているアルミダイキャストと大型トランス、大型アルミ放熱ブロックによるものと思われます。メインテナンス性はとてもよくて、基板それぞれが、他の部分とあまり干渉なく取り外せます。とはいえ、このような修理に大掛かりに分解する必要はなかろうと判断。必要最小限の解体に止め、ひとつひとつ手を入れては、調子を見て確認することとしました。


[30年間のホコリ]
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他の記事を拝見するに、小生のアンプの内部のホコリはたいしたことがない、ぐらいかもしれません....、あまり変らないかな。
目指すはスピーカーリレー。在り処は、スピーカー接続端子の内側になります。


[スピーカーリレーの場所]
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AとBの2つの系統それぞれに1つずつのリレーがあるのが分かります。掃除をするにはこのスピーカーリレーが載っている基板を外したいのですが....、片方がコンデンサ固定用のブロックと干渉して、基板を固定しているネジを取り外しただけでは基板が取り出せません。背面パネルを外す、スピーカ端子側だけでもネジを外すことで背面パネルを僅かにずらすことで、スピーカリレーが載っている基板を取り出すことができました。


[スピーカーリレー基板を取り出したところ]
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黒いプラスチックカバーに覆われたリレー、このカバーは長辺側を強くつまみ、少しねじることで簡単に外れます。
カバーを外してみると、リレー接点は黒くなっています。カーボンが付着しているものと思われます。これを細いマイナスドライバーに両面テープで貼り付けた紙やすり(ここでは800番を使いました)で、ゆっくりと削り落とします。黒ずみは、思っていたよりも強固に付着していて、細かいところでもあるので確認作業に手間がかかることもあり、相当の時間を要しました。


[スピーカーリレー接点の処置]
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これらの処置をしている最中、びっくりしたことがひとつありました。それは、アンプ内部からゴ○○リの遺体が出てきたのです。いつから入り込んでいたのか不明ですが、かなり大きな個体....、もしかしたら、これが音の出に関係していたとか....、アリエナイ、アリエナイ....
合唱して、処分させていただきました。


[アンプ本体内部で発見された異物]
Zeiss沼Annex01-09a


というわけで、音の出方に最も影響すると推定されたスピーカーリレーの接点だけをきれいにして、今回は完了としました。色々と触ると、何が悪かったのかわからなくなりますからね。ひとつずつ、ひとつずつ。
とはいえ、RCA端子の掃除とアンプ内部のホコリを掃除機やエアダスター、紙ダスターで軽く落とします。

組み立てなおして、ステレオ機材ラックに再設置、配線類を再接続、ドキドキの電源投入....、
果たして結果は大成功です、ボリュームの回し始めからスピーカーからは小さな音で音楽が流れ始め、左右バランスも崩れていません。当初の推定どおり、小生のアンプの調子が悪かったのはスピーカーリレーの接点が汚れていたから、ということになりました。

後日、今度は、前面の Cartridge Load を切り替えると音が途切れたり、ガリガリ言う症状が出ました、というか、前回まで気付いていなかった症状が現れました。お手入れ状況の画像は撮りませんでしたが、アンプ本体前面にあるセレクターに接点復活剤をスプレーし、セレクターを何度も往復させ、エアダスターで残った液とごみを吹き飛ばすことで復活しました。

まあ、この手の修理というか、それ以前の小さな清掃を対処療法的に処置することで、しばらくは使い続けてゆけるのではないかと考えております。


[軽く内部清掃を終えたアンプ]
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というわけで、今回はオーディオ。
ネタを変えるわけですから、タイトルも新しく生み出そうかと思い、思考すること数分。やっぱり、使い慣れたこの「Zeiss沼」がしっくりとくるという結論に至りました。とはいえ、カメラ機材関係編とは分けるべく、「Annex(別室)」を追記しました。今後とも引き続き、機材ネタ一般請負のタイトルとして「Zeiss沼」を使おうと考えておりまので、ご了承の上、ご笑覧いただければ。
よろしくお願いします。

最後に、30年前の電気製品とはいえ、どれもこれも今回の処置で直るとは限らないかと考えております。今回、この程度の処置で済んだのは、もしかしたら、単なるラッキーなのかもしれません。これをご覧になって、ご自分の機器をどうにかしようとなさる方は、自己責任にて実施いただきたく。
よろしくお願いします。


[拙宅のステレオセット(近景)]
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テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

tag : 道具.オーディオ

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