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Workin' #39 - Cyanotype Print

[Workin' #39 - Cyanotype Print]
CyanotypePrint01aa
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
オリジナルはこちら


ここのところいれあげている、サイアノタイプについてここ3回にわたってエントリしてみたいと思います。







まずは動機編。
なぜまたこのサイアノタイプに興味を持ち、実際にやってみることにしたのかということを書いてみます。

写真、特に、フィルムを使った写真を撮っていて、モノクロフィルムの現像までは自分でやるようになって、次は、いや、いつかはフィルムから直接印画紙などへの紙面プリントをしたいと考えていました。確かにスキャナーでデジタル化し、インクジェットプリンターによる紙面プリントの写真に仕上げるまではこれまでもしているのですがそれでは満足できず、また、インクジェットプリンターの色調整は困難を極め、特に「黒」が思った黒に仕上がらないというもどかしさ、一部分はあきらめすら抱えていました。ではプリントを自宅で始めようと思っても、引き伸ばし機を含めて現時点での自宅ではすぐに準備することが困難で、いつかはという想いがあるにとどまっていました。引き伸ばし機だって、といってはなんですが、中古カメラ市で探してみてもかなりの額になるし、使うのならやっぱりいいと言われている引き伸ばし機と引き伸ばし用レンズの銘機なんて使ってみたくなるじゃありませんか。となると更に実現までは時間が掛かることになるのかな、と。


[サイアノタイプ・プリントの予備試験から]
CyanotypePrint01b


ところが、そこにわずかな心境の変化がありました。どうせプリントするならデジタルカメラで撮影した画像もプリントしたいな、って。
最近はデジカメ画像をデジタルネガなんて言葉もよく聞くようになったし、フィルム写真もデジタルデータ化されているからそのまま使えるし、そうか、このデジタルネガで密着焼きすれば引き伸ばし機導入までの時間を確保しつつ、紙面プリントが実現できそうだな、と。とはいえ、銀塩印画紙だとやはり暗室が要る、もしくは、光源を一時置きにするとしてもも、それなりの面積を確保しなければなりません。と言うふうに実現までの気持ちの持ち方も含めて、一進一退をしていたのですね、実は。
そんな中、サイアノタイプで作成された紙面プリントを拝見しました。もちろん、サイアノタイプの写真は見たことはありましたが、プリントには銀塩フィルムでのプリント同様に引き伸ばし機を使っているのかと思っていました。大きな勘違いですね。改めて、というか、たまたまサイアノタイプによる紙面プリントをデジタルネガを使った太陽光密着焼きの記事を見たんですね。あぁ、そうか、デジタルネガによる密着焼きで紙面プリントを作成するには、もしかしたら、サイアノタイプが便利なのかもしれないな、と。
それにサイアノタイプは当初、自分からかけ離れた手法で、コントラストが強い写真しかないのかなと思っていました。これもお恥ずかしながら思い込みで、先日、自分自身も出展させていただいた写真展にサイアノタイプによる写真が出展されていて、その写真がウォームトーンで綺麗だなと思ったのですね。写真の作者ともお話させていただいて、その方が別の写真展で出展されているサイアノタイプ写真を拝見するに至り、サイアノタイプの青と白のグラディエーションがとても綺麗に見えるようになってきたのです。これまでは銀塩の黒白がイチバンなんて思っていたのですが、モノクロームの表現として一歩引いてみれば青白でもいいのではないかと。

そして何より最後に決断することになったのは、フィルムを月に1本使うの会メンバーの方が、薬剤の準備からプリントの指導をすると会専用の facebook に投稿されたことです。今回サイアノタイプによる紙面プリントが実現できたのも、薬剤をお譲りいただくだけでなく、プリント作成までの色々な、そして、的確なアドバイスをいただいた方に出会うことができたことが最も大きかったと考えています。この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。


ということで、まずはサイアノタイプを始めるに至るきっかけについて書いてみました。
次は、準備編になります。


[サイアノタイプ・プリントの予備試験から]
CyanotypePrint01c

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

tag : 形.サイアノタイプ

コメント

非公開コメント

サイノアタイプとは青写真なんですね!
実は去年の夏、次男が東京都美術館主催の青写真を造るワークショップに参加し、薬剤、印画紙までも自作し、太陽光で露光して作品作りまでの一連の流れを体験しました(子供のみのため、私は参加できず)。
2回目以降も楽しみです!

Re: タイトルなし

YOUさん、コメントありがとうございます。

> サイノアタイプとは青写真なんですね!

そうです。太陽写真なんて呼ばれ方もしますよね、小学校の授業だと。

> 実は去年の夏、次男が東京都美術館主催の青写真を造るワークショップに参加し、薬剤、印画紙までも自作し、太陽光で露光して作品作りまでの一連の流れを体験しました(子供のみのため、私は参加できず)。

印画紙まで手作りですか! それは愛着がわく作品になったのではないでしょうか。
原理や手順は複雑ではないし、使っている薬品も比較的安全だし、完全暗室は不要だし、と手軽に始められる(と思う)のですが、奥が深い! です。

> 2回目以降も楽しみです!

偉そうなことを書いたり言ったりしていますが、まだ初心者です。上手く行かなかったり、理にかなっていなかったりする点も多いです。更に精進しないと!
YOUさんをはじめ、ここをごらんいただいている方の何かの参考にしていただければと思っております。ご笑覧いただければ幸いです。
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