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Synchro In City #293

[Synchro In City #293a]
SynchroInCity293a
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Olympus Stylus TG-4 Tough, Kenko-Tokina PRO1D R72 Filter (SR-72)
Photoshop Retouched


暗渠の話。






小生のブラパチ、迷い込んだ(?)行く先がよく暗渠筋だったりするのです。ブラブラと歩いていて、高低差に出くわすと下る方に道をとってしまうからでしょうか。上り坂、きついですものね。自然と足は下り坂の方向に。そして、下って行った先、そこが谷底=川筋=今は暗渠、という流れで。
とはいえ、その暗渠、過去は水の流れが開放された空間にあったわけで。暗渠筋に立ったとき、その当時の風景はいかがなものであったのであろうか、と。暗渠筋をブラブラと歩きつつ、周りを眺めたり、ファインダーで見定めたりしていると、時々思うわけです。

で、散歩の途中で、いつも見かける風景が工事用の囲いで覆われていました。そこにあれ、モノクロ写真がいくつか掲載されているではありませんか。
それは、その工事をしている公園周辺の昔の写真。いずれも1969年2月頃(※1)の撮影、4枚の写真。ある交差点を中心に4方向から撮影した写真。もしかしたら、工事関係の写真撮影かも。あまりに写実的な撮影と、ここをわざわざ写真撮影するか、という状況からして、工事現場写真とお見受けしました。
※1: もし西暦表示が正しいとしたら、1969年は昭和44年のことになりますね。もしかしたら年度表示(Financial Year)で勘違いがあったのか。2月は昭和43年度末ということになりますゆえ。


[「47年前の新井宿公園周辺」と言う写真①]
47年前の新井宿公園周辺1

[「47年前の新井宿公園周辺」と言う写真②]
47年前の新井宿公園周辺2

[「47年前の新井宿公園周辺」と言う写真③]
47年前の新井宿公園周辺3

[「47年前の新井宿公園周辺」と言う写真④]
47年前の新井宿公園周辺4


この写真には、「六郷用水」と「内川」が写っています。今は当然ながら、どちらも暗渠。六郷用水に至っては水の流れすらあるのか、という状況。
そうなんです、ここ。用水=人工的な河川と内川=自然河川が交わっている場所だったのですね。言われてみればその通りなのですが、どのようにその人工物と自然を交わらせていたのか、人工河川=飲料水確保・灌漑目的を一般河川と別け隔てていたのか、その回答がここに在ります、というのは言いすぎでしょうか。六郷用水が敷かれた頃(江戸時代)からは随分と経ってしまって、その用途も様変わりした昭和の中ごろの状況ですから。
とはいえ、六郷用水が上流の写真①の方向から来て、下流の写真②に行くのですが、この交差点より上流側の六郷用水は既に暗渠化されている、その上に自動車も止められるようになっている(※2)。これは、もしかしたら、フタ式暗渠ではなく、もうこの時代には土管などを使って地中化されている、もしくは、すでに埋め立てられている(つぶされている)のではないかと推定されます。その根拠になりそうなのが、写真①は「橋」のような構造にはなっておらずコンクリートの壁が見えること、そして写真④の左側面からは六郷用水側からの水の流れが開渠部分に出ていないことからです。もし六郷用水側から水が流れている、この開渠部分に流れるとしたら、写真④には左方から流入の様子である小波があってもよさそうなもの。
では、内川はというと、この交差点から下流側で開渠になっていて、上流側(馬込方面)は暗渠になっている模様です。上述の通り六郷用水が既に流れを失っていたとすると、内川はここで六郷用水側にも分流されて、大森方面に流れていたと言うことになるのかもしれません。それほど内川の水量が多かったと言うことになるのでしょうか。内川の中には堰のようなものはなさそうですので(写真④)、分かれるままに流れていた、ということになるのでしょうか。この下流の六郷用水は環状7号線の春日陸橋付近で交差、大森駅方向に流れるのですが、どこかでこの六郷用水が大雨であふれて交差点が浸水した、と言う記事を読んだことがあります。今その記事が見当たらず、今回見つけた1969年の写真との時間関係が調べられませんが、この公園工事の囲いに掲示されていた写真4枚が今後の何かの検証の一助になるのかもしれません。また、六郷用水に関しては、この交差点の上流部分で呑川=自然河川とも交差していて、中土手という手法で分流させていたと当時を説明する立看板に表示されていたりします。それでは内川とはどのように交わって、分流していたのか。それを説明する資料は、どこかにあるのでしょうか。
加えて言えば、このような工事写真(と思われるような写真)がまだまだ現存していると言う事実。これは、広く公募すると似たような考証ができるような資料が出てくる可能性を示しているともいえそうです。土木工事資料、工事記録書類....
※2:多くの暗渠は、河川を三面護岸してフタを乗せた形式をとっているため、上部からの力(圧力)には十分な強度を持っておらず、自動車などの重量物を置かせない、通らせないと言う措置がされている、つまり、歩道になっていることが多いはずです。

ひとつ解明して、またひとつ新たな疑問が。
これもまた、暗渠ブラブラの楽しみのひとつ、ということになりましょうか。


[Synchro In City #293b]

Olympus Stylus TG-4 Tough, Kenko-Tokina PRO1D R72 Filter (SR-72)

テーマ : カメラ散歩
ジャンル : 写真

tag : Camera.Olympus-TG4 形.赤外線写真 街.大森・蒲田 暗渠.六郷用水

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