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IR事始 #12

どんなカメラでも赤外線写真撮影に使ってみようではありませんか!






というわけで、先日手に入れた Olympus Stylus TG-4 Tough を使って、早速、赤外線写真撮影を試してみました。
TG-4 を選んだ理由は、このような遊びもできる可能性があるな、と見込んだためです。つまり、コンバーターアダプター(CLA-T01)を装着することで、市販の直径40.5mmのフィルターを取り付けることができるのです。そう、赤外フィルターが装着できる可能性がある、と言うことです。
あらかじめ、テレビのリモコンでこのカメラが赤外線に感度を持っていることを確認(レンズに向かってコマンドを送ってみて、リモコン先端から赤外線が出ている様子が明るく見えたらOK)。手持ちの赤外線フィルターであるケンコートキナの PRO1D R72 のフィルター径が52mmなので、40.5→52.0のステップアップリングも同時手配。
これで、タフカメラも立派な赤外線写真撮影機材に!


[Infrared Photograph by Olympus Stylus TG-4 Tough with SR-72 Filter]
IR事始12a
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Olympus Stylus TG-4 Tough, Kenko-Tokina PRO1D R72 Filter (SR-72)
Photoshop Retouched


これが、SR-72フィルターを装着して撮影したRAW画像を Photoshop でモノクロ化、トーンカーブを調整した画像になります。
なかなか味がありますよね(喜)

と、とある方からご指摘がありました。
このケンコートキナの PRO1D R72 フィルター(以降、SR-72フィルターと呼びます)、デジタル専用でフィルムでは使えないのではないかと。
確かに、ケンコートキナのこの製品のページには「デジタルカメラ専用の....」と掲載されています。
えっ?! これまでフィルムでもこの SR-72フィルター を使用してきましたよ....
もちろん、ゼラチンフィルターの富士フィルムSC-72フィルター(以降、SC-72フィルターと呼びます)も用いていました。しかしながら、SC-72フィルター と SR-72フィルター の差は撮影した写真からは判別できませんでした。
確かに夫々のメーカのページに掲載されている特性を見る限り、SR-72は 0% から100% まで遮断する曲線が立っていて、直線に見えるぐらいで、肩の部分の狭く角張っています。それに比べて SC-72 の方は、透過も遮断も 0% や 100% ではなく、また、移行する曲線も50%カットオフ波長は 720nm ではありそうですが、ちょっと寝ていて、肩が丸いように思えます。この差が赤外線写真の味付けに何か変化を与えるのでしょうか??

というわけで、せっかくRAW画像も得られる TG-4 があるのですから、フィルター透過後のスペクトルなどを見てみましょうか。
用いたデジカメは、上述の通り TG-4、フィルターは SC-72フィルター と SR-72フィルター となります。スペクトルは CameraRAW で開いて、撮影のままの条件で表示させています。


[フィルターによる透過光のスペクトルの違いと赤外写真]
IR事始12c


スペクトルを見る限り、ピークの位置や高さ、スペクトルの重なり具合が違うようです。目印のために白破線でそれらを示しています。
ところが、Photoshop でモノクロ化してみると、その差がほとんどない、いや、全く内容にお思えるのです。CameraRAW や Photoshop のモノクロ化処理でできるだけ撮影したままの条件(トーンやカラーバランスなど)で処理したのですが差が出ない、差がないように見えるのです。細かいことを言えば、SC-72フィルターの方が僅かに暗い(光を透過しない=カメラのオート感度調整でISO値が高い)ようです。とはいえ、手持ちで撮影しているので、ちょっとした光の入り具合でもコレぐらいは変化しそうなので、誤差の範囲としてもいいと考えます。
2つのフィルターに差がない、これはこれで、両方を使っている小生としては、ありがたい結果ではあります。ちょっと腑に落ちないところもありますが。もしかしたら、False Color (Color Swapping)処理をする際なんかにちょっと効いてくるかもしれませんね。もちろんデジタル画像処理での話しで、モノクロフィルムを使用した赤外線写真ではこの両者には大差がない、または、ほとんどなくて一緒の効果が得られる、と考えてもいいというのが今回の結論になろうかと。

この項を作るにあたって調べていたら、このページを見つけました。色々な赤外フィルターを試している結果が掲載されています。世の中には色々な種類のフィルターがあるものなのですね。

風薫る5月、またの名を、新緑が白く見える5月。
赤外線写真が面白い季節になりました :-)


[Infrared Photograph by Olympus Stylus TG-4 Tough with SC-72 Filter]
IR事始12b
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Olympus Stylus TG-4 Tough, Fuji Film SC72 Filter
Photoshop Retouched

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

tag : Camera.Olympus-TG4 形.赤外線写真

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