FC2ブログ

Zeiss 沼88丁目

待望の逸品 :-)






小生の目はf:35m、てな戯言をここでは何回か発言させていただいておりました。
最近は、もしかして f:50mmかも? と思う瞬間もあるも事実。やっぱり歳相応なのかな、と。
おっと脱線....

そんな f:35mm なレンズ、小生の中でこれまでは F=2 が最速。
もう少し明るいレンズが欲しいなぁ、小生としては標準レンズの f:35mm で F=1.4 クラスの、という想いがだんだん強くなってきたのです。
F=2より明るい f:35mm レンズ、自分で手の出せそうなところと言えば、フォクトレンダーの Nokton 35/1.2 VM なんて面白そうじゃありませんか。じゃ、近々導入を図るべく資金の積み立てを....。なんて考えていたところ、Carl Ziess が新しいZMレンズとして Distagon T* 35/1.4 ZM を発売すると言うニュースが飛び込んできました(フォトキナ2014)。
おぉーっ、これは手に入れるしかない!

そう思って、幾年月....
当初、2015年年明けかといわれていて、2月11日に発売の正式発表。当初6月の発売開始が7月24日に延期、そして再びアナウンスがあり、8月11日に発売延期と二転三転。
ホント、約1年待って、手に入れることができましたよ~


[Distagon T* 35/1.4 ZM on Zeiss Ikon (Black)]
Distagon35-14-01


詳しいスペックは発売元に任せるとして(笑)....

こうして正面からみると、ちと分かりづらいかもしれませんが、結構デカイです。でも軽い感じがする。フローティング構造なので、近接側(0.7m)にしても、レンズが伸びない。フォーカシングギアも特に近接側で微妙に調整できるようにネジが切ってあるみたいで、Zeiss Ikonのファインダーで二重像を合わせるのに切れが良い。
とまあ、まずは外見はアバタモエクボのベタぼれです、自分で言うのもナンですが(笑)


[Distagon T* 35/1.4 ZM on Zeiss Ikon (Silver)]
Distagon35-14-02


これだけ大きいので、Zeiss Ikon のファインダーでは、f:35mmのブライトフレームで右下がけられます。このレンズを手に入れて最初の撮影では慣れないこともあり、右下が開いた構図、または、右下に余計なものが入ってしまう詰めの甘い写真になってしまいました。確かにフードには絶妙なスリットがあるので、全くつぶれるわけではないのですが、それにしてもレンズ本体先端部がブライトフレームをふさいでしまいます。
また、絞りは F=16 まで、1/3刻みのクリックストップ。ちょっと煩わしくもあり。


[Distagon T* 35/1.4 ZM on Zeiss Ikon (view from body)]
Distagon35-14-03



上で軽い感じがすると書きましたが、長時間持っていると、やっぱり重い....
まあ、仕方ないですよね。10枚ものレンズを収納しているのですから。
フロントの凹面レンズ、面白いですよね。小生の手持ちのレンズでフロントが凹面なのは、CONTAX G レンズの Vario-Sonnar ぐらいかな。


[Distagon T* 35/1.4 ZM on Zeiss Ikon (Black)]
Distagon35-14-04


色々な評の中には、5000万画素などの高密度センサーを搭載したデジタルカメラでの描写を意識して設計製造された、と記載されていますね。確かに今(2015年9月時点)、デジタルカメラ、それもこのレンズが搭載されるようなレンジファインダー式のカメラで言うと Leica M が 2400万画素、ミラーレスとなると、Sony α7RⅡ が 4240万画素(画素数はいずれも有効画素数)。じきに5000万画素の素子が搭載されるのでしょうね。Carl Zeiss 社は、そこらへんを先見して、ディストーションを極力押さえるなどの開発をしたんでしょうか。

とはいえ、小生のメインはフィルム。
フィルムではどうなのか、なんて、評は今のところ見かけていません。ま、時代がデジタルなので、そんなものなのでしょうね。


[Distagon T* 35/1.4 ZM on Leica M3]
Distagon35-14-05




さて、レンズのカメラへの着せ替え遊びの写真ばかりでは飽きてきた頃ですから、入手後最初のカラーとモノクロフィルムの撮影結果から拙い作例で説明を続けさせていただきます。



[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写1、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写01
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


絞り開放:F=1.4 の描写。
天気が良い昼間だと、感度ISO160 でも F=1.4 にすると、シャッタースピードは 1/2000秒 でも露出オーバー(速度が足りない)になってしまいます。
とはいえ、ピントが合っているひまわりの、この描写、ここに在るという描写。
背景の描写=ボケもすぅーっとにじんでいる感じ。


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写2、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写02
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


これも絞り開放:F=1.4 にして撮影していますが、奥の赤い椅子の描写、面白いなと。赤い物体は再現が難しいのですが、焦点があっていないボケボケな状況でも色が飽和していないように思えます。
水道の飲み口に小生がポツンと写っている描写もよく分解しているな、と。


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写3、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写03
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


更に絞り開放:F=1.4 にしての撮影。やっぱり、トップの性能をイロイロと試してみたいですよね :-p
黄色と赤のバリアー、リアリティ=そこに在る感 がいいですねぇ。f:35mm なので、コレより離れた位置から撮影すると、後ろのバリアーにもピントが合ってきそうです。f:50mmのハイスピードレンズを使った時のようなミニマル感までは演出できないようです。
このハイスピードレンズの生かし方、イロイロと試してみたいですね、今後、ゆっくりと :-)

さすがにここまで絞り開放の描写ばかりで、飽きてきましたか? 絞りの変化が見たいですかね(笑)


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写4、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写04
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写5、絞り:F=5.6]
Distagon35-14-試写05
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


どちらもピントは左側のハンドルに置いています。
F=5.6 の写真のコンクリートの肌の感じが、なんともリアリティ=それっぽい ですよねぇ、いいです。
F=1.4 から F=5.6 と4段絞ったことになりますが、画面全般的にピントを利かせようとすると、もう少し絞る、例えば、F=8 ともう少し違った感じになったのかもしれません。
それにしても、最大絞りがF=16、1/3クリックストップなので、絞り開放と絞り込んでと2枚の撮影をしようとすると、クリックがちょいとわずらわしい、というか、まあ仕方がないのですが、時間がかかります。

絞りの変化、モノクロでもご覧ください。


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写6、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写06
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, ADOX Silvermax21
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写7、絞り:F=5.6]
Distagon35-14-試写07
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, ADOX Silvermax21
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


ベンチまでは1.2mほどの距離になろうかと思いますが、背景のボケはグルグルするわけでなく、フワッとなるんですね、フフフ :-)
絞っても、カチカチなトーンのつながりになるわけでなく、相当繊細な印象を受けます :-)
絞り開放時の周辺減光は、モノクロの方が多少判別しやすいでしょうかね。

大口径レンズの弱点、逆光はドウなのよ....


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写8、絞り開放:F=5.6]
Distagon35-14-試写08
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


さすがに絞り開放ではシャッタースピードが追いつきませんので、F=5.6程度に絞って太陽を入れてみました。
極端に周辺の色が飛んでいないし、ハレーションも極小。ゴーストが見当たらない....
むむむ、コレでは面白みが :-p


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写9、絞り:F=5.6]
Distagon35-14-試写09
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, ADOX Silvermax21
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


とはいえ、ここまで厳しい条件にすると、ゴーストが現れますね、かなり強引ですが。
やっぱりハレは少なく、画面全体が真っ白になることなく、細部まで見渡すことができます。
ま、小生のウデごときで、音を上げるようなヤワなレンズでないことは、あらかじめ分かっていたことではありますが....


[Distagon T* 35/1.4 ZM 試写10、絞り開放:F=1.4]
Distagon35-14-試写10
Zeiss Ikon + Distagon T* 35/1.4 ZM, ADOX Silvermax21
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

f:35mm という小生としての標準レンズ=目 として最速の F=1.4 という大口径レンズ。
ここ数本ではまだまだ生かしきれていないなぁ、と思った次第。
今後、じっくりと付き合ってゆこうと思っております。

というわけで、最後に、マップを。
むーん、f:35mmのレンズが多すぎるような気が....
category23a

テーマ : ★カメラ&レンズ・機材
ジャンル : 写真

tag : Lens.DistagonT*35/1,4ZM Camera.ZeissIkon Films.PORTRA160 Films.ADOX-Silvermax21

コメント

非公開コメント

No title

沼の底はまだまだ見えませんですね。
いやあ、うらやましい!
ぜひ、気に入ったのをもっともっと撮っていってください(祝)

Re: No title

binbiiluさん、コメントありがとうございます。

> 沼の底はまだまだ見えませんですね。

えへへ、お恥ずかしい限りで....

> いやあ、うらやましい!
> ぜひ、気に入ったのをもっともっと撮っていってください(祝)

ありがとうございます。
しばらくはこのレンズで撮った写真が続きます。何か感じましたら、またコメントいただければ、ありがたく :-)
プロフィール

Weekend Outdoors

Author:Weekend Outdoors

検索フォーム
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
カテゴリ
タグ
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
参加しています
にほんブログ村