FC2ブログ

A Remark You Made #3

[A Remark You Made #3a]
ARemarkYouMade03a
(画像をクリックすると Flickr で縮小前の画像をごらんいただけます)
Zeiss Ikon + G-Planar T* 35/2 M-mod, efke KB100
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus



写真集と写真展の話し。






今年、とてもいい影響を小生に与えてくださった写真集と写真展。
今年ここまで、拙blogで紹介していなかった分を、一挙(?)ご報告~
(ただタイムリーに掲載していなかっただけです....、スミマセン)


猪瀬利夫さん、針本陽一朗さんの写真展「キアロスクーロ」
いつもお邪魔しているブロガーさんの写真展。
とても多くの「感じる視点」がありました。
写真を撮る視点。
それをプリントして仕上げる視点。
額装して、ギャラリーに展示して、見る人の視線を考慮した流れを作る視点。
プリントも、ハイライトからローエンドまで、画面のどこからどこに、のような細かいところまで気が配られているな、と。
選ばれた被写体も、うんうん、これ撮りますよね、とうなづいてしまうような、とっても身近に思いました(失礼)。
最後に驚いたのが、ダイレクトメール(フライヤー)。 最近拝見した中ではイチバンといっていいほど、綺麗な仕上がりだなぁ、って。お話を伺うと、随分と凝られた、と教えていただきました。
ちなみに、キアロスクーロとは、イタリア語でコントラスト(明暗、陰影)と言う意味だそうです。モノクロームというダイレクトに明暗を感じる写真。じっくりと拝見させて、感じさせていただきました。



第3回 西口写真展「高級コンパクトカメラの巻」
写真に関して大変お世話になっている、Mさん出展されるということで、伺いました。
及ばずながら、小生も1990年代の高級コンパクトカメラを複数台所有していることもあり、皆さんはどのようにお使いなのかを教えていただこうかと :-)
出展されていた写真には、撮影に使用したカメラの紹介が付されていて、カメラ好きにはとても楽しめました。
それと、ひとつのフレームに縦位置に2枚の写真を入れる展示手法、いいですね、あれ。多用すると飽きてしまいそうですが、4ツまたはA4縦をそれぞれフレームに入れて掲載するより、まとまりとして表現できる手法だなと。その分、2枚の選び方が難しそうです。
使用されたカメラは、意外にも、CONTAX T2 が最多。CONTAX TVSシリーズも含めると、CONTAX T系の使用者が圧倒。RICOH GRシリーズがもっとあるかな、と思いきや。
CONTAX T2 独特の開放の甘い表現もあり、パキッとその場を捉えていて、ハイライトもローエンドもつぶれていない描写、あぁ、これ T2 だよなぁ、って :-)
ついつい rangefinder を持ち出してしまうのですが、たまには T2 もちだすかな。なんて自分の撮影モチベーションを充電してもらった写真展でした。



ハービー・山口さんの写真展「子供たちは今日も歌っている」
今回は、子供が被写体の写真を選んで展示された写真展でした。
オリンパスのギャラリーなのに、手焼きのモノクロだし、ハービー・山口さんと言えばライカという図式なのに、いいの? なんてことはお構いなく....
ギャラリースペースに展示された、屈託のないストレートな笑顔、真剣なまなざし、見ているこちらも同じような表情になってきそうな写真。写真の子供が笑っていたら微笑む、真剣な面持ちの写真では凝視する、という。
ハービー・山口さんの写真って、写真からパワーが出ていますよね、こちらの気持ちが暖かくなるような。そこが大好きです。
ハービー・山口さんご自身も会場にいらしたので、お話させていただいちゃいました。気さくに受け答えしていただき、とてもうれしかったです。
笑顔や真剣なまなざしの子供たちの写真の中で、最後に小生が気になって、その前を離れられなかったのが、パレスチナで撮影した子供の写真(次に紹介する写真集のP.134の写真)。はだしの子供が壁か建物の隙間から差し込んだ光に照らされた姿。背景にはパレスチナ内戦と思われる銃を抱えた兵士やハト、ピースサインのイラスト、プロパガンダなのかアラビア語が描かれた壁。この子のまなざし、しっかりとカメラには向けられていないようですが、訴えるような、でも、ちょっと無気力なような。この子供が大きくなる頃には、このような子供がいないような世界にしなくては、なんて思ってしまいました。



【ハービー・山口さんの写真集「雲の上はいつも青空 Scene.2」】
第1巻、Scene.2としたのは、今回が初めてでしょうから、第1巻と呼んでおきますが、その第1巻も感動モノでしたが、Scene.2も。撮影するときのお気持ち、出会い。ぐっと伝わってきました。
と、気づくと、本の題名、日本語の「雲の上は、いつも青空」は同じなのですが、その隣に添えられている英語の文章が異なりました。
第1巻: Hope is always in your hand.
Scene.2: Let's be a better and a happier photographer.
これも、ハービー・山口さんのメッセージなんでしょうね :-)



【渡部さとるさんの写真集「prana」】
相変わらず、プリント(製本上の印刷)が綺麗!
この中の数点は、workshop 2B 卒業生の写真展示会に掲載されているところで拝見したのですが、写真集の方がより存在感のある描写が感じられるような気がします。それともギャラリーの調光の具合だったのかもしれません。
今回の prana、前回の da.gasita と比べてどうの、ということが、渡部さとるさんのblogに良く書かれていて、ちょっと気になっていました。da.gasitaも感動モノのプリントでしたが、プリントの質感、湿感(?)と言う点では、pranaの方が少し上かな、なんて。
それと、da.gasitaは、白が綺麗。pranaと同じような対象である森を撮っても、da.gasitaでは木間の光の漏れ方(白く飛ぶ)、地面の残雪(白い)が強調されているのに対して、そのpranaでは、湿った土(黒い)や木々の重なり(黒い)をより求めているように見えました。
そして、渡部さとるさん曰く、
『prana』は『da.gasita』同様モノクロで正方形の画面で構成されています。僕はこの組み合わせを30年近く使い続けています。

正方形の画面は、性質上中心に力が集まります。その中心に集まった力が外へと広がりを見せる時、エネルギーのようなものが出せるのではないかと、『da.gasita』以来ここ数年考えてきました。その結果が『prana』だということになります。
(渡部さとるさんからのメールから転載)
とのこと。
視点。
うーん、深い。
その辺り、この年末年始に再度じっくりと拝見して、感じてみたいな、と。
この本の入手に辺り、ご本人とのメールで、写真展にもお誘いいただきましたし、写真集にダイレクトメール(フライヤー)も入っていました、2通も。もちろん、伺いますよ~



【田中長徳さんの写真集「ウィーンとライカの日々」】
5年ほど前、近くの図書館で借りて読んで以来、神田神保町・古本屋さんで再会。納得の値段と奥付の「初版」にうれしく思い、重いのに手に入れて家に連れて帰ってきてしまいました(笑)
1973年から1996年まで、Liecaから、Rollei-Flex、最後はデジカメの出始めRicoh DC-1Sまで駆使した、ストレートフォトと軽快なエッセー集。画質が、プリントの出来が、と言うことを置いておいて、あぁ、こんな写真撮りたいよなぁ、って思わせるのです、小生には。その点、上述のハービー・山口さんとも渡部さとるさんとも異なるモチベーションを田中長徳さんからはいただけるのです。
いつもありがとうございます、長徳先生 :-)


森山大道さんの写真展:遠野2014
やっぱりダイドーさんの写真でした(笑)
今回の使用機材、カメラはキヤノンのコンパクトデジタルカメラ:PowerShot G7 Xとデジタル一眼レフ:EOS 6D(レンズの記載なし)、プリンターはキヤノンの大判プリンターimagePROGRAF、プリンタ用紙はハーネミューレ(Hahnemuhle)のバライタ(Baryta)とのこと。
このような機材ではあるものの、写真の粒子感、ブレ、アレ、そして撮影対象と画面への固定方法(構図、表現)は、これまでの森山大道さんの写真そのもの。
そんなところに、イチバン驚いていたりして。
とはいえ、森山大道さんの写真を見ていると、なんだか、「撮影するぞ! ってパワー」をいっぱいもらえるような気がするんです。
そして、写真から、「これでいいのだ!」って写真家=森山大道さんの声が聞こえてきそうな気がするんです :-)
題材の遠野。小生も行ってみたい場所のひとつではあります。森山大道さんが書かれているように柳田邦夫さん編纂の遠野物語に強い印象があるためです。そして、フライフィッシングのフィールドとして :-)
最後に、この写真展、秀逸なのが、作品リストと称した写真集。ギャラリーの入り口で、受付嬢が作品リストです、って手渡してくださったA4冊子。ギャラリー内の写真をじっくり一巡して、外に出て鞄にしまおうとした時に気づきました。これは、お得、かも(笑)


【アサヒカメラ1979年12月増刊:生き残る写真「木村伊兵衛を読む」】
しばらく前に神田神保町の古本屋で入手していましたが、この場で紹介しそびれていました。
没後5年たって、代表的な写真を紹介した写真集スタイルの写真雑誌別冊。網羅的なので、本当に代表的な写真が中心と思われますが、常時手にするには、丁度いいかな、と。
この本、プリントがいいと思うんです。モノクロームのプリント。
時々、書架から引っ張り出して、ブラッと見ています。


【アサヒカメラ増刊号:カメラの系譜シリーズ】
1992年12月増刊:郷愁のアンティークカメラ(Ⅰ:ドイツ+日本編)
1993年 7月増刊:郷愁のアンティークカメラ(Ⅱ:世界編)
1993年12月増刊:郷愁のアンティークカメラ(Ⅲ:レンズ編)
の全三巻を揃えてしまいました。
Ⅲ:レンズ編だけは、以前、手に入れていました。その時にも神田神保町の古本屋にはこの3冊が並んでいたのですが、レンズだけでいいやと思って、Ⅲ:レンズ編だけ手に入れました。しかしながら、その後、ⅠとⅡを見かけることがなくなり、久しぶりに見かけたので、一期一会(中古品を手にする際の魔法の言葉 :-p)と思って、ⅠとⅡを合わせて手に入れてきました。これからゆっくりと読んでみたいな、と思っております。


というわけで....、
今年も色々なギャラリーにお邪魔しては、数多くの写真家の皆さんや関係者、カメラ好きの皆さんにお会いして、色々なお話を伺ったり、ご意見をいただいたり、力をいただきました。また、写真集は、まとまって、じっくりと、好きな時に、好きな格好で写真に出会えるという点で、色々なネタ(アイディア、インスピレーション)を充電できるモノとして、ありがたく読ませて・拝見させていただきました。

この場をお借りして、皆様、大変ありがとうございました。深く感謝いたします。
今後ともよろしくお願いします。



[A Remark You Made #3b]
ARemarkYouMade03b
Zeiss Ikon + G-Planar T* 35/2 M-mod, efke KB100
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

テーマ : カメラ散歩
ジャンル : 写真

tag : Camera.ZeissIkon Lens.G-PlanarT*35/2M Films.efke-KB100 街.新宿・代々木 街.中野・高円寺 街.世田谷・杉並 暗渠.神田川

コメント

非公開コメント

プロフィール

Weekend Outdoors

Author:Weekend Outdoors

検索フォーム
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
カテゴリ
タグ
最新コメント
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
参加しています
にほんブログ村