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IR事始 10

[IR事始 10a1]
IR08a01
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


新緑の季節、そろそろ葉っぱが白く見えるようになってきましたか?




本格的赤外線写真シーズン(??)突入に当たり、以下の2つを準備することにしました。

①新しい赤外線写真用フィルムを試す(感度特性を把握する)
②Zeiss Ikonカメラシステムでも赤外線写真が撮影できるように準備する(感度特性を把握する)


では、今回のIR事始をはじめましょう。


①新しい赤外線写真用フィルムを試す(感度特性を把握する)

これまではパンクロマティックなフィルムである Rollei Retro 400s や、赤外線領域まで感度がある(特殊撮影ができるとの表記の)Ilford SFX 200 を使っていました。
このたび、しっかりと赤外線写真用として発売されている Rollei InfraRed 400s を手に入れて試すことにしました。
実はこのフィルム、フィルム月1本の月例コンテストでいただいた第1席の賞品として、かわうそ商店さんから送っていただきました。
その節は、皆様応援ありがとうございました。
いただいたフィルムがフィルムだけに、やっと登場です。(かわうそ商店様: その節はありがとうございました)

感度特性と言っても、これまでと同じように絞り値固定で、シャッタースピードを変化させて、フィルムのデキを確認してゆく作業を行います。手持ちスナップ撮影をしたいため、シャッタースピードはプログラムAE機のAE補正で乗り切れるように条件を出したいと考えています。

◆機材リスト
Camera : COTNAX G2 + Biogon T* 28/2.8
Fillter: Fuji SC72, IR76
Film : Rollei InfraRed 400s、自家現像
◆露出補正と露出具合
IR08_00-IR400S

 横軸・EV値
  ・ピンク : SC72使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)
  ・ブルー : IR76使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)

 縦軸・露出具合
  ・出来上がりを見ての判断
  ・-2: 露出不足、-1: 露出不足(調整可能)、0: 適正露出、+1: 露出超過(調整可能)、+2: 露出超過


◆考察
 ・直線近似式のY切片から、それぞれのフィルターでの補正値を考えると、
  SC72: AE-1
  IR76: AE+1
  が適正露出を得られるとなります。
 ・これは、Rollei Retro 400S を使ったときの補正値とは若干異なり、
  SC72: 1段感度が低い
  IR76: 1段感度が高い
  となりました。
 ・赤外線写真撮影用として販売されているフィルムなので、もっと赤外線に対して感度があるのかと思っていたのですが、まあ、こんなものなのでしょうか。
 ・作例としての冒頭の写真は、IR76フィルターを使用しています。同フィルターを用いた Rollei Retro 400Sより、気持ち、諧調が広く取れているかな、と。つまり、葉の白や影の黒の部分の飛び方がなだらかなように思えます。

では、ちょっと長くなりますが、この撮影セットでの作例を羅列してみましょう。


[IR事始 10a2]
IR08a02
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

公園のありふれたイチョウですが、面白い雰囲気に写っていますよね :-)

少し場所を移動しましょう。


[IR事始 10b1]
IR08b01
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[IR事始 10b2]
IR08b02
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


最近できた公園ですが、こうしてみると、また違った雰囲気に。

それでは林の中に入ってみましょう。


[IR事始 10c1]
IR08c01
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[IR事始 10c2]
IR08c02
CONTAX G2 + Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei InfrarRed 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


ここではIR76フィルターを使った撮影が、面白い結果、つまり、本来ほの暗い林の中も赤外線で見てみると明るい、という :-)

ちょっと高いフィルムではありますが、この Rollei InfraRed 400S も選択肢のひとつに加えることが出来ました :-)




②Zeiss Ikonカメラシステムでも赤外線写真が撮影できるように準備する(感度特性を把握する)

Zeiss Ikonカメラシステム用に集めてきたレンズでも赤外線写真を楽しめるようにしたい、という理由から条件を求めることにしました。
一度、試してみたら、条件(AE補正値)が CONTAX Gシリーズの設定と全く異なり、散々な結果になってしまいました。
というわけで、まじめに(?)、条件を出すことにしました。

◆機材リスト
Camera : Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 L/M
Fillter: Fuji SC72, IR76
Film : Rollei Retro 400s、自家現像
◆露出補正と露出具合
IR08_00-R400S

 横軸・EV値
  ・ピンク : SC72使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)
  ・ブルー : IR76使用時、AEモードでの撮影条件におけるEV値(相対値)

 縦軸・露出具合
  ・出来上がりを見ての判断
  ・-2: 露出不足、-1: 露出不足(調整可能)、0: 適正露出、+1: 露出超過(調整可能)、+2: 露出超過


◆考察
 ・直線近似式のY切片から、それぞれのフィルターでの補正値を考えると、
  SC72: AE+1
  IR76: AE+3
  が適正露出を得られるとなります。
 ・これは、CONTAX G や CONTAX TVSⅡ での設定とはだいぶ違う補正値です。測光方式の違いなのでしょうか。

では、ちょっと長くなりますが、この撮影セットでの作例を羅列してみましょう。


大銀杏から。

[IR事始 10d1]
IR08d01
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[IR事始 10d2]
IR08d02
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


次は、新しい公園の入り口。


[IR事始 10e1]
IR08e01
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[IR事始 10e2]
IR08e02
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


そして、林の中。


[IR事始 10f1]
IR08f01
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + IR76, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[IR事始 10f2]
IR08f02
Zeiss Ikon + G Biogon T* 28/2.8 + SC72, Rollei Retro 400S
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


あー、すっきりした(笑)
これで今年も赤外線写真を楽しむ準備ができました、とさ。

tag : Camera.CONTAX-G Lens.BiogonT*28/2,8 Films.ROLLEI-INFRARED400S Camera.ZeissIkon Lens.G-BiogonT*28/2,8M Films.ROLLEI-RETRO400S 形.赤外線写真

コメント

非公開コメント

No title

白い季節がやってきましたね(笑)
いつもながらに理論的で、自分とは大違い
とても参考になります
カメラによってこれだけ違うとは・・・
赤外撮影の手引きで、段階露出をしろとある理由が理解できます
また、いろいろ教えてください
そして、宣伝ありがとうございました(^^)

Re: No title

Mさん、コメントありがとうございます。

> 白い季節がやってきましたね(笑)

そうそう、普通のモノクロでもカラーでものっぺりと黒く写ってしまう緑が、こんなにきれいに写るんですから、赤外線写真って面白いな、なんていつも思っています。

> いつもながらに理論的で、自分とは大違い
> とても参考になります

ある程度突き止めておきたいんですよね、原理的なところを。
あ、ある程度ですよ、ある程度。
これ以上は肩が凝りますんで(笑)

> カメラによってこれだけ違うとは・・・
> 赤外撮影の手引きで、段階露出をしろとある理由が理解できます

フィルム1本つぶせば、ある程度のことは分かるので、あとは現場でプラス1~2枚同じ位置で、と。言うところですよね

> また、いろいろ教えてください
> そして、宣伝ありがとうございました(^^)

こちらこそ、いつもいつもお世話になっております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
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