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Zeiss 沼54丁目

ロロロ、ロシアンルーレット~♪



[後ろ玉 その3]
Jupiter-12_03a



色々考えることがあって、レンズを、それもロシアンレンズを2本、中古カメラの流れに戻してきたんです。
あ、ちゃんと、清い流れですよ。
なんですが、先日のごちゃごちゃ撮影のブラパチで、新宿西口に行ったこともあって、おやつ代わりに中古カメラ店めぐりをしていたら、見つけてしまったのです、コレ。
Jupiter 12 35/2.8 C。

シリアル番号からすると、'87製。Webサイトで調べると、'91頃まで製造していたということなので、最終期なんですかね。
プラスティックボディの痛みは最小、ピントリングも引っかかるところはないし、コーティングもムラサキ系で欠け認めず。
で、値段は市場の約半額。
おやつにしては、ちと高いですが、物は試し感覚で(これがイチバン危ない)....



[Jupiter 12 35/2.8 C]
Jupiter-12_03b



が!
持ち帰って、拙宅にある旧コンタックスマウントのカメラに装着しようとしたら、きつくて正規位置まで回せない!
なんとか装着できたのは、Kiev Ⅱ だけ。Contax Ⅱ なんかには装着できても、硬くてピントリングを回せません。
無限大方向には何とか回せても、戻り、無限大方向に回してゆくとレンズ側のピントリング側が空転してしまって、カメラボディー側とかみ合っていないような感覚になるのです。
緩いギアグリスを外から少々入れて、なんとか Contax Ⅱ でも回せるようになりました。それでも結構力が要る状況は、あまり改善されません。

これが聞きしに勝るロシアンレンズのロシアンたる由縁なんでしょうか....


[Kiev Ⅳa + Jupiter-12 35/2.8 後期型]
Jupiter-12_03c



そこで、試写なんですが、これまた装着した Kiev Ⅱ ともベストマッチ言いがたく....
現場について距離計でピントを合わせようとして、無限遠のピントが合わないことに気づく始末....
ま、広角レンズなので、無限遠はある程度被写界深度の中に入るので、気にしないでおこうかな。

出来上がってきたネガを見ても、ピンときません。
何かが変???



[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写a]
Jupiter-12_03d
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8 post, Kodak ProFoto XL 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


コーティングがキレイなはずなのに、なんだか空の碧さのヌケがイマイチのように思えます。
それと微妙ではあるのですが、上のような少しだけ上を向いただけなのに、パースが湾曲している、つまり、上が広く下が狭い、ように見えます。
高々 f:35mm のレンズで、このような湾曲はちょっと....


[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写b]
Jupiter-12_03e
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8 post, Kodak ProFoto XL 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


珍しい車があったので、ピントチェックのために接近。
最近接距離:0.9m で撮影。ピントは、車名のプレートに合わせたつもり。
でも、なんだか、とってもダルなピント。
逆光気味なので、単体露出計での露出補正は慎重に行っての、絞り値 F:5.6 あたり。
逆光気味のためか、フレアっぽく、色ノリはイマイチ....、ちと濁りっぽくも見えます。



[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写c]
Jupiter-12_03f
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8 post, Kodak ProFoto XL 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


試写編最後は、諧調の再現。そんなえらそうなことは言えませんが。
ピントは鬼瓦。
屋根の下の暗いところから、青空まで。
まあまあ、なんですが、また全体的にダル。
ダルと言うのか、ソフトフォーカス気味なんじゃなかろうか、このレンズ。
つまり、収差が補正でききれていない?



というわけで、こんなレンズもあるんですね(泣)。
また日を改めて使ってみて、最終結論を出したいな、と。



## 2013-3-18追記 ##

よくよく見たら、このレンズ、後ろ玉が大きく傾いでいることが分りました。
マウントがきついのも、マウントフランジ面をぶつけているのか、少々変形しています。
ピントが甘い、無限遠が出ない、パース(収差)がある....、といった症状は、このゆがみが原因と思われます。
直すかといわれると....

## 2013-3-18追記ここまで ##

tag : Camera.Kiev Lens.Jupiter35/2,8C Films.Kodak-ProFotoXL100

コメント

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No title

どもども。

ユピチェリ12は、もう5~6年前にLマウントのものを確保していたのですが、なんとなく使う機会を失っていました。
こないだキヤノンPにつけてデビュー戦を飾ったのですが、ひとまずちゃんと写っていたので安心しました。もっとも、まだプリントはしていないので油断は禁物ですが。
そういえば、ほとんど目測で撮影したので、距離計があっているかも怪しいですね。

Re: No title

Rikkieさん、コメントありがとうございました。

> ユピチェリ12は、もう5~6年前にLマウントのものを確保していたのですが、なんとなく使う機会を失っていました。

Jupiter-12 はLマウントバージョンもあるぐらい、世の中に広く出回っているレンズでありながら、今回のようなバラツキの範囲を超えるような個体もあったりして、ある意味楽しませてくれますね。

> こないだキヤノンPにつけてデビュー戦を飾ったのですが、ひとまずちゃんと写っていたので安心しました。もっとも、まだプリントはしていないので油断は禁物ですが。

ここのところ、Contax/Kievマウントが続いていますが、ライカL/Mマウントのカメラの国産、例えば、ニッカやキャノンなんかも惹かれたりします。

> そういえば、ほとんど目測で撮影したので、距離計があっているかも怪しいですね。

f:35mm であれば、F:8にして、ピントを3mあたりにしておけば、距離計をいじらなくてもOKですよ :-p
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