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Zeiss 沼45丁目

さらに続けて!


[後ろ玉 その2]
Kieve2_03a



この後ろ玉をご覧なっただけで、お分かりですよね?

この特徴的な後ろ玉は、Carl Zeiss Jena Biogon 35/2.8 と答える人はいないですよね?

そう正解は、ロシアンレンズの Jupiter-12 の後期型でございます。



[後ろ玉の比較: 左が前期型、右が後期型]
Kieve2_03b


前期型が後ろ玉には真鍮製(?)のカバーが装着されているのですが、後期型は丸出し。
コバが塗ってあるところもむき出し。
その甲斐あってか、径は少し小さくなっています(笑)



[Kiev Ⅱ + Jupiter-12 35/2.8 後期型]
Kieve2_03c



なぜ、このレンズを続けざまに手に入れたかと言うと....
Kiev Ⅱ に Jupiter 12 を装着して使ってみると、外付けファインダーが欲しいな、ということに。
(Kiev Ⅱ のファインダーは視野率70%の概ね f:50mm の画角)


f:35mm の外付けファインダー、持っていますよ :-)
DP2s 用に手に入れたコレ
SKファインダーっていたるところにあるですって。手に入れた当時は知りませんでしたが。
銀座にある柑橘系中古カメラ店にもありました。小生が手に入れた値段の2倍以上の値札がついていましたけれど。

しか~し....、
ちょっとコダワって見たくなったわけです。

そこで、ファインダーを探すことに。
新品は 1955年製のカメラには合わなさそうなので、適当にヤツレタやつ。

早速ですが、たまたま行った、例の柑橘系中古カメラ店のショーケースを見ていたら、ありました :-)
レンズ付きの外付けファインダーが。あ、違うか(笑)。
ファインダー付きのレンズが格安で置いてあるではないですか。沖縄・守礼門が印刷されているお札3枚分。
メーカは Jupiter。そう、純正外付けファインダーです。
ということはレンズは....、またしても Jupiter-12 35/2.8。
手持ちのレンズが増えることになりますが、値段が値段だけに許す!


と、言う経緯でこのファインダー付きレンズが、あ、くどいですか?、レンズとファインダーが手に入ったわけです。


[Jupiter-12 35/2.8 後期型]
Kieve2_03d


後ろ玉は見ましたので、他の点を見てみると、なんだか随分と違いがあります。
この2台目の Jupiter-12、シリアル番号からすると1977年製。
・後ろ玉に、カバーがない(1977年製、前出)
・絞りが外側で読める(1977年製、クリックなし)、但し、絞りリングとピントリングが迫っていて、絞りがピントリングと供回りしてしまうので、絞り調整後のピント合わせには注意が必要(ピント合わせ時に絞りリングを触ってしまいそう)
・インナーフード調になっている(1977年製)
・コーティングが赤っぽい(1977年製、1955年製は水色っぽい)


1955年製の Jupiter-12 は、Webで出回っている個体と兄弟であることがすぐに分るのですが、1977年製の Jupiter-12 は似たような個体を探し当てていません。
奥が深いですねぇ、ロシアンレンズって。



というわけで試写。


[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写a]
Kieve2_03e
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8C(post), Kodak Gold 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


青い空はどこまでも碧く。
ちょいあおったちょい仰ぎ見た時の趣のあるパースは、前期型と似た雰囲気。


[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写b]
Kieve2_03f
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8C(post), Kodak Gold 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


逆光でいじめてみると、これまた趣のあるゴーストが出現(笑)。
まるで、工場のマーク(LZOS: リトカリノ光学硝子工場)のような....


[KievⅡ + Jupiter 12 35/2.8 後期型 試写c]
Kieve2_03g
Kiev Ⅱ + Jupiter 12 35/2.8C(post), Kodak Gold 100
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


ちょっと変形しています。
フィルムの巻取りが上手くゆかなくって、最後のコマが超多重露光に。
そのひとつ手前のこのコマが切れてしまったので、このような形に。
ま、その形はさておいて、この描写。
キリリとコントラストがあって、淡い色:花びらも濃い色:葉も、そして青い空の色も上手くフィルムに落とし込んでくれています。
周囲の像の流れは少なく、絞りを或る程度絞っているのでそんなものかもしれませんが、f:35mmと思えないキレイなボケ。


ファインダー欲しさに手に入れたとしては上等なレンズではありました(喜)。


最後にカメラ-レンズ・マップを。


[保有カメラとレンズの一覧マップ]
Kieve2_03h



<2013-1-28 追記>  このレンズは、売りに出したため、現在手元にはありません。

tag : Camera.Kiev Lens.Jupiter35/2,8C Films.Others

コメント

非公開コメント

No title

こんにちはー。

ロシアレンズ、いいですね!
私もM42マウントですがTessarのコピーらしいINDUSTAR-50/2と
BIotarのコピーらしいHELIOS-44-2を所有しています。
どちらも4000円程度で買いましたが、面白い描写で気に入っています。
フレア、ゴーストのシャワーで楽しいです。

No title

どもども。

その価格帯でファインダー付きとは素晴らしい戦果ですね。
あっしなどは貧乏人ですから、コンパクトカメラから切り出した物を両面テープで貼り付けて使っています。
単独ファインダーなんて、とてもではないですが手が出ません。

ソビエト物の外れレンズはどこにもピントが合わなかったりしますね。カムの問題ではなく、一眼レフでも同様のブツがありますから、組み付けの問題でしょうか。
手持ちの当たり玉はプラクチカマウントのユピチェリ9で、これは中々の写りをしますよ。

盗まれたブツはシャープなエッジとこってりした諧調の素晴らしい球だったのですが(涙。
インダスタル50もいい玉だったのですが、これも盗まれましたねえ。

No title

沼はまだまだ広く深く楽しいですねえ。うらやましいです。

Re: No title

しゅんみんさん、コメントありがとうございます。

> ロシアレンズ、いいですね!

うんうん、そうなんですよー

> 私もM42マウントですがTessarのコピーらしいINDUSTAR-50/2と
> BIotarのコピーらしいHELIOS-44-2を所有しています。
> どちらも4000円程度で買いましたが、面白い描写で気に入っています。

枕詞:値段の割りに、っていうのが沼の様相を呈していますね....
あれも、これも、って試してみたくなるってところが。

> フレア、ゴーストのシャワーで楽しいです。

これも楽しみのひとつですよね。

Re: No title

Rikkieさん、コメントありがとうございます。

> その価格帯でファインダー付きとは素晴らしい戦果ですね。

むき出しの後ろ玉のコバが一部剥がれていたり、結局、ContaxⅡ/Ⅲ か、KievⅡ/Ⅲ にしか使えないという使いまわしのしにくいレンズということもあって、人気が無い=値段が安いという市場原理を正直に反映した結果、なんでしょうね。

> あっしなどは貧乏人ですから、コンパクトカメラから切り出した物を両面テープで貼り付けて使っています。
> 単独ファインダーなんて、とてもではないですが手が出ません。

外付けファインダーって、フィルムを感光するわけでもないレンズなので、その伊達にどこまで付き合えるかというところなのでしょうね。

> ソビエト物の外れレンズはどこにもピントが合わなかったりしますね。カムの問題ではなく、一眼レフでも同様のブツがありますから、組み付けの問題でしょうか。
> 手持ちの当たり玉はプラクチカマウントのユピチェリ9で、これは中々の写りをしますよ。

ハズレ玉というのはそういうことを言うのですね。

> 盗まれたブツはシャープなエッジとこってりした諧調の素晴らしい球だったのですが(涙。
> インダスタル50もいい玉だったのですが、これも盗まれましたねえ。

盗んだ人もすばらしい玉だったと分っていたからなのか....
どちらにしても、残念なことでしたね。

Re: No title

> 沼はまだまだ広く深く楽しいですねえ。うらやましいです。

カメラの沼は深いですね....

フライフィッシングの方は、始めて10年以上になるのですが、全然道具は増えていません。
壊して新しくしたことは何度もあるのですが。
なにに、そんな違いがあるのか....
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