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My Father's Eyes

[My Father's Eyes 1a]
MyFathersEyes01a


約50年前のネガからのスキャン画像。
写っているのは、生まれたばかりの小生と、母。



今回、実家から昔のネガを数本持ち帰ってみました。
この場で小生の父がカメラ・写真好きだったことは書いていましたし、実家には小生の子供の頃の写真が多数ありましたので、ネガが残っているのかとたずねたところ、幾つか出てきました。


[My Father's Eyes 1b]
MyFathersEyes01b


今のネガシートとはことなり、トレーシングペーパーのような紙が袋状に作られている凝ったネガフォルダー様式でした。
ひとつには「昭和47年1月7日」との記載。
当時は、今のモノクロフィルムが普通に流通していたので、街の写真屋、いや、ネガフォルダーには写真機屋と店名にあるので、カメラも写真現像も行っていたのでしょうか、そのカメラ・写真屋は、モノクロ現像を店で行っていたそうです。
モノクロフィルム自動現像機かな、と思ったらさにあらず。店主が手で行ってたのが普通だったそうで。
50年前だから機械化はまだまだだったんですかね。

モノクロフィルムだからでしょうか、今もそのトーンは綺麗に再現できました。
カビもなく、フィルムベースの変質もなく、その当時を今もこのようにしてみることができるのです。
感動。
このセットは、スキャンしながら涙が出てきてしまいました。


フィルムは残る。
フィルムは残すことができる。
と、強く想った次第。
これからもできる限り、フィルムを使っていこうと思ったりして :-)



[My Father's Eyes 1c]
MyFathersEyes01c


小生が持っているのは、当時父が使っていた Canon ⅣSb のフラッシュユニット :-)
あ、その他のスキャン画像は、掲載しないことにします。結構、現在(2012年)の小生が分ってしまうような写真なので(爆)。


他のネガフォルダーには、5歳頃と、9歳頃の小生が写されていました。
多分36枚撮りのほとんど全てのコマが部屋で遊ぶ小生のようです。36コマ全てのネガが残ってはいないので、ちょっと想像が入っていますが。
数枚、父が写っています。多分、子供の小生が撮影したのでしょう。かなりの手ブレ(笑)。
引いたところからの撮影では、当時住んでいた部屋の風景が見て取れます。
当時のテレビ、たんす、ストーブ、神棚、カレンダー....
時計が写っていたので、撮影の時間経過も分かりました。それが、早いの何の。手元にあるネガ12コマ分ぐらいが10分以内に撮影されている、のです。
外で撮影したフィルムはないのかと父に聞いてみたら、自分は外に遊びに行く時には不思議とカメラを持ち出さなかった、とのこと。ま、押入れでも探してみることとしましょう。


今回持ち帰ったセットの最後は、小生の父と祖父母の写真。
ロクロクだったり、シノゴのコマだったりするのですが、その幾つかは135フィルムの複製(デュブリケート)のよう。
そのひとコマに、父が鏡の前に立って自分撮りをしているシーンがありました。
手に持っているカメラを見て、オドロキ。
仕事場の大鏡の前で自画撮りしたコマから部分拡大。(全体=父の顔 を載せるのも避けておきます....)


[My Father's Eyes 1d]
MyFathersEyes01d


そう、Leica Ⅲf です。
よもや Nicca Ⅲf かと思いましたが、当時使っていたのは Leica とのこと。
レンズは、大きさから見て、ズミクロンかな?
どうやら、この写真の後、これらのカメラ一式を Nikon F2 Photomic のセットに交換したようです。
なので、父もよもや小生がここまでカメラ・写真をやるとは思っていなかった模様....



父の目。
父の目線。

若い小生は自分の写真を見るのが恥ずかしかったのですが、この写真を見て認識が変わりました。
目・目線・想い。
小生も子供を持つ身。
全く同じ目で、子供を見て、カメラで追いかけていたんだな、と。
今更ながら、親の気持ちを知ることができて、ありがたいことだと気づきました。


ありがとう、おとうさん、おかあさん。

tag : 人.自分

コメント

非公開コメント

No title

こちらも同じく感動しました。
すてきな思い出写真の公開、ありがとうございました。パチパチ。

No title

どもども、Weekend Outdoors殿。

素敵なお写真ですね。
デジカメな現在では何でもない室内撮影も大切に撮影なさったのではないでしょうか?
拙僧も、自分の幼少期を撮影したニコンFEで自分の結婚式で化粧をする妻を撮影しました。感無量でしたね。
こういう粋はデジの時代では考えられないですね。

よろしければ、相互リンクをお願いします(mm。

No title

「年齢=焦点距離」説は面白いのですが

ここ最近100mm相当を常用しているワタクシは
100歳相当ということでしょうか(´Д`。)

これは

泣けますね〜。
温かい視線を感じます。

お父様のジャケット(?)、洒落てますね。

No title

感動しました!
写真ってホントいいですねぇ~
っとしみじみ実感です^^

ええ話しですねぇ…。

自分の親も若い頃から写真好きでしたが、貧乏でしたのでなかなか自分のカメラを持てなかったようです。

Re: No title

レンズ豆さん、コメントありがとうございます。
FED2 の光漏れ、治りましたか?

> こちらも同じく感動しました。
> すてきな思い出写真の公開、ありがとうございました。パチパチ。

ウチワねたにお付き合いいただき、ありがとうございます。
こんな話しも今のうち、なのかなぁ....
なんて思って積極的に行動しております。

Re: No title

Rikkieさん、コメントありがとうございます。
拙blogにお越しいただきありがとうございます。

> 素敵なお写真ですね。

ありがとうございます。
家族を撮る時は、誰でも名カメラマンになるんです :-)

> デジカメな現在では何でもない室内撮影も大切に撮影なさったのではないでしょうか?

のようですね。
今よりフィルムも現像も普遍的に存在していたので、ばんばん撮っていたようです。
時代的にハーフサイズも出ていたのですが、ケチらずフルサイズ(当人談)でやっていたようです。

> 拙僧も、自分の幼少期を撮影したニコンFEで自分の結婚式で化粧をする妻を撮影しました。感無量でしたね。
> こういう粋はデジの時代では考えられないですね。

小生は最近になって、両親の写真をフィルムで撮るようになりました。
今もやろうと思えば、続けてゆけそうですから。

>よろしければ、相互リンクをお願いします(mm。

こちらこそ、よろしくお願いします。

Re: No title

nakkyさん、コメントありがとうございます。

> 「年齢=焦点距離」説は面白いのですが
> ここ最近100mm相当を常用しているワタクシは
> 100歳相当ということでしょうか(´Д`。)

今からf:100mmを使いこなしていると言うことは、100歳まで生きられるよ、ってことで(笑)

Re: これは

kt2さん、コメントありがとうございます。

> 泣けますね〜。
> 温かい視線を感じます。

いやいや、ありがとうございます。
親の視線って、この様なところに「残る」のですね。

> お父様のジャケット(?)、洒落てますね。

自家製ですね。
今ならフリースでしょうけれど、約40年前はウールで作っています。
もしかしたら、今も父はコレを着ているかも??

Re: No title

shottavioさん、お久しぶりです、コメントありがとうございます。

> 感動しました!

ありがとうございます!

> 写真ってホントいいですねぇ~
> っとしみじみ実感です^^

ですよね。
写真の力、ということを感じました。

Re: タイトルなし

gomrinさん、コメントありがとうございます。

> ええ話しですねぇ…。

ありがとうございます。

> 自分の親も若い頃から写真好きでしたが、貧乏でしたのでなかなか自分のカメラを持てなかったようです。

小生の父の場合、仕事(自営=自分で営業・宣伝)が少し絡んでいたのかもしれません。

今に子供たちは、30年後、40年後にどうやって写真を探すんでしょうね。こまめで機械に明るいご両親じゃないとデータがあっても見る事が出来ない時代が来るかもしれませんが、これも時代の流れなのでしょう。写真が手軽になった分、思い出も軽くなっちゃったなんて事にならない様祈ってます。

No title

心温まります。
ぜひ子供さんにバトンをつなげていただいて。

ネガが残されていてそれを再現するのは
残されている写真を見るのとはまた違った思いでしょうね。

いいお話を聞かせていただきありがとうごさいます。
うちの親は写真などやりませんでしたが、それでも重なる部分があって、最後の感謝の言葉に泣けてしまいました。

Re: タイトルなし

Mさん、コメントありがとうございます。

> 今に子供たちは、30年後、40年後にどうやって写真を探すんでしょうね。
> こまめで機械に明るいご両親じゃないとデータがあっても見る事が出来ない時代が来る
> かもしれませんが、これも時代の流れなのでしょう。
> 写真が手軽になった分、思い出も軽くなっちゃったなんて事にならない様祈ってます。

そうですよね。
まずは、プリントしてアルバムに張っておく、というのが手なんだと思います。

次のサイトでちょうどその話しをしていました。
http://www.1101.com/21c_working/yoshimura/2012-11-12.html

Re: No title

binbiiluさん、コメントありがとうございます。

> 心温まります。
> ぜひ子供さんにバトンをつなげていただいて。

ありがとうございます。
先日子供に最新型一歩型落ちの機材を与えました。楽しそうに撮っています。
撮ってはいるのですが、「写真」として「残す」ところまでは想いが至っていないようです。(たまにお店でデジカメプリントしてくるようですが)
つまり、撮影と言う行為は父親同様していますが、「画像」として「見る」ことがメインです。(多くのデジカメユーザーがそうであるように)
写真集なんかも、写っている対象に興味があって、所有する喜びには至っていないようです。
そこのところは、あまり強いないで、のびのびさせておきたいな、と。

> ネガが残されていてそれを再現するのは
> 残されている写真を見るのとはまた違った思いでしょうね。

はっ、そうですよね。
「残されている写真」は、それを誰かと見た思い出(いつ・どこで・誰と・どのように....)もプラスされますよね。
「残されたネガを再現した写真」は、もしかしたら、新しい事実を発見(技術、トーン、構図....)することがプラスされる?

binbiiluさんの視点って、いつもハッとさせられます。(いい意味で、ですよ、もちろん)

Re: タイトルなし

daiさん、コメントありがとうございます。

> いいお話を聞かせていただきありがとうごさいます。

いえいえ、ウチワ話なので、かつ、自分の備忘録的なところもあるわけで....
それでもわざわざblogに掲載したかったのは、皆さんにコメントいただいているような写真の力や、ネガのモノとしての存在、自分がカメラに夢中なことのルーツ紹介、などを紹介したいと思ったからです。

> うちの親は写真などやりませんでしたが、それでも重なる部分があって、最後の感謝の言葉に泣けてしまいました。

そのようなお気持ちにさせてしまい、恐縮です。
偽らざる本心で、自分の親と自分が親であることを見つめなおすいい機会になりました。

No title

なんとかわいらしい!
フィルムはすごいですね。
そしてweekenoutdoorさんのお宅では、その技術も心も、
親から子へとしっかり受け継がれていますね。

Re: No title

pimbokeさん、コメントありがとうございます。

> なんとかわいらしい!

お恥ずかしい限りで(照れ)

> フィルムはすごいですね。

はい、そう思いました。
電子データと違って、モノとして残せるんですね。よく言われていますが。

> そしてweekenoutdoorさんのお宅では、その技術も心も、
> 親から子へとしっかり受け継がれていますね。

実際、父がカメラを持って写真を撮っているところとか、現像しているところというのは、記憶が無いのです。
確かにカメラがあって、それを使わせてもらったり、子供の頃から色々なカメラ(Auto110なんてよく使っていました)を使ったりはしていましたが、ここまでコウなるとは思っていませんでした。
父もそう思っているようで、○○○の子供は○○○ ということなんですかねぇ。
やっぱり。
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