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Zeiss 沼42丁目

毎年8月末に新宿のデパートの催事場で開催される恒例の中古カメラ展(展示即売会)、探し物が見つかりました :-)





[Nikkor P.C. 105/2.5 (L) with View Finder]
NikkorPC105-01a



探し当てたのは、これまた約50年前の Nikkor P.C. 105/2.5。
レンジファインダー用で、ライカ・スクリューマウント(L)です。

レンズ自体は、時々中古カメラ店(展と店で紛らわしいですね...)で見かけていたのですが、外付けファインダーがなかなか見つからなくって。
常用カメラである Zeiss Ikon のブライトフレームは f=85mm まで。(他には、f=28,35,50mm)
それ以外は外付けファインダーの登場、となります。
望遠レンズゆえ、レンジファインダーなカメラでは、ファインダーでしっかりと構図を決める必要があります。

今回の中古カメラ展では、まずは、その外付けファインダーを探すことからはじめました。

1店、1店、ショーケースの中を覗いて、外付けファインダーを探しました。
と、ある店に Nikon 10.5cm と書かれた外付けファインダーがありました。それも2個。
店主(店番?)は、他のお客さんに対応していたこともあり、他のお店のショーケースをあたることにしました。

ファインダーという点では、ズームファインダーという選択肢もあります。
f=35,50,85,105,135mm でクリックストップのついた Nikon 純正のズームファインダー。
f=105mmというのが、また、絶妙なんですよね。
Contaxのレンズ群でも、f=85mmの上は、f=135mm。f=105mmはその中間。
急行通過駅かのように、なかなか止まる列車(ファインダー)がありません。
ズームファインダーは数店で見受けえられたので、ひとつショーケースから出してもらって、覗いてみました。
そこにはブライトフレームは無く、黒い枠が大きくなったり(広角側)、小さくなったり(望遠側)....、正直、あまり見やすくない....
結局、Nikon f=105mm(10.5cm)ファインダーは、先ほどの店にしかありませんでした。

レンズのほうは、さすが中古カメラ「展」 :-p
同じ Nikkor P.C. 105/2.5 であっても、マウントが、Nikon S用、Contax用(鏡筒に「C」の刻印がある)、ライカ・スクリューマウント(Lマウント)と取り揃っています。
幾つかを見せてもらって、程度と値段の相関が掴めてきました。

まずはファインダーを押さえにかかりました。
見つけた店に戻り、見せてもらうことに。
ショーケースの中には、10.5cmの外付けファインダーが2個あったのですが、出してみると、そのひとつは 13.5cm用。
というわけで、選択肢は更に絞られ、1個のファインダーを品定め。
って言っても、この場合、手に入れておくしかないでしょう。
店主(店番?)が、f=13.5cm のファインダーが5000円安かったので、f=10.5cm もその価格でいいよ、と値切り成立 :-)

ショーケースの下の段には、目指すレンズの Nikkor P.C. 105/2.5 (L) もあったので、出してもらって、品定め。
ん、結構綺麗です。
マウントやボディに使用感はありますが、レンズの拭き傷は極小、コートも綺麗。
本体のほこりの付き具合からして、清掃や再調整をした形跡もない。(実はコレが大切だったりする、と思っています)
でも、値段が他の店からは5000円ぐらい高い....


店主にファインダーとセットなら負けてくれるか?
と聞いてみると、果たして、ぽっきり価格(ん?、随分と古い表現だな)でいいよ、って。
で、交渉成立 :-)
当初の札値の合計値から、1万円安い価格で入手できました~(喜)
とはいえ、一応、目論んでいた予定出費額ぴったり。
店主には、火曜日までやっていますからまたお越しください、なんて言われましたが、もうおなか一杯です :-)

値切りの話しまで含めて、父に入手の話しをしたら、
「その値段じゃ、発売当時の値段と同じくらいか」
とつぶやくように言いました。
そ、それは正しいです!
レンジファインダーカメラ ニコンS型専用ページ(ニコンS型 データベース) ~ S専~」を参考にしてみると、確かに今回手に入れた額に限りなく近い....(ファインダーの方は、当時の価格が載っていませんが)



[Nikkor P.C. 105/2.5 (L) on Zeiss Ikon]
NikkorPC105-01b




というわけで、散々文字とレンズ本体の写真のみで引っ張りましたが、写りの方を。


[Nikkor P.C. 105/2.5 試写1a: 絞り開放 F=2.5]
NikkorPC105-試写01a
Zeiss Ikon + Nikkor P.C. 105/2.5, Kodak T-MAX 400
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


[Nikkor P.C. 105/2.5 試写1b: F=5.6]
NikkorPC105-試写01b
Zeiss Ikon + Nikkor P.C. 105/2.5, Kodak T-MAX 400
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


[Nikkor P.C. 105/2.5 試写1c: F=16]
NikkorPC105-試写01c
Zeiss Ikon + Nikkor P.C. 105/2.5, Kodak T-MAX 400
Self Development
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


ピントは、無限遠ですね。
絞り開放でも結像具合はよくて、ハレも(ほぼ)皆無。
F=5.6まで絞ると、キリリとしていいですねぇ。


手に入れた翌週にカラーでも試してみました。


[Nikkor P.C. 105/2.5 試写2a: 絞り開放 F=2.5]
NikkorPC105-試写01d
Zeiss Ikon + Nikkor P.C. 105/2.5, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus

[Nikkor P.C. 105/2.5 試写2b: F=5.6]
NikkorPC105-試写01e
Zeiss Ikon + Nikkor P.C. 105/2.5, Kodak Portra 160
Scanner: CanoScan 9000F + Silverfast SE plus


今度は近接位置あたり。
お、面白い。
ピントが合っているところが明確に分かります。
F=2.5にすると、水彩絵の具を混ぜたようなボケというか、にじみになるんですね。



さて、Nikkor P.C. 105/2.5 は、ニッコール千夜一夜の第45回に、登場しています。
当に優秀なレンズなんですね、この Nikkor P.C. 105/2.5。



最後に、写し方、というわけではないですが、このレンズ、お作法がちと煩雑かも。

①最初にこの時点で絞り値をある程度決めておく方がベターかと(後述)
②カメラ本体のファインダー内の距離計で距離を合わせる
③外付けファインダーの距離を合わせる(視差補正のため)
④外付けファインダーを覗いて構図を決めて、シャッターを押す

ここで、③から④の行為がもどかしいですよね。
動く被写体だと、画角からはみ出してしまいますし、望遠ゆえに距離はシビアに合わせたいのにどんどんずれてゆく....
Zeiss Ikon に備わっているブライトフレーム f=85mm と レンズの焦点距離 f=105mm、20mmの差はさほど気にしなければ、カメラ本体の f=85mmのブライトフレームで構図を決める、ってのもアリかもしれません。
少しずつ慣らしてみようかな。

手に入れて、試写し始めて気付いたのですが、レンズの距離表示はft表示、ファインダーのそれはm表示。
②から③にかけての動作に、一瞬の淀みが発生する、ことに。
ま、0.3掛ける(実際は3をかけるだけ)ことでいいのですが、ま、これも慣れってことで。

それと①ですが、このレンズの絞りリングは、ピントリングと一緒に回ってしまうのです。
距離を合わせてから絞りを調整しようとすると、ピントリングも一緒にまわしてしまいそうになるし、指標が裏側に行っているかもしれない。
ということで、事前に絞りは決めておくのがベターということになります。



というわけで、最後にカメラ-レンズ・マップを。


[保有カメラとレンズの一覧マップ]
Categorize04a


だいぶ穴は埋まってきましたね。
残るは、大体想像ができるレンズたちではありますが、いずれも値が張る連中ばかり。
ま、あせらない、あせらない。
ここらで一休み(って、他の方面に手を出すのが危ない?)



中古カメラ展のほうはといえば、土曜日:8/25 の 1.5時間ほどの参観でした。
・ボディーの数が多かった、レンズのみはそれほどの数ではない?
・値段の高い品物が多いように思えた、特にライカ関連ボディとレンズ。レアモノなのかもしれないが、5桁の品物は値札を見た時点でアウト。
・かと思えば、ジャンク前提で山積みになっているところには、人だかりができていて、数台買い物かごに入れきては通路で品定めしているところも。
・ショーケースの奥の奥のほうに、「Leica」と書かれたⅢ型があり、値札に18000円と。桁が間違っているかと見返しても2万円しないのは確か。聞いてみると、ロシアン・ライカと聞いて納得。軍艦部の刻印もLeicaで、2重像やシャッターの動きはまずまずのようであるが、シャレで2万円も出せないので、見て少し触るだけで、ショーケースに戻してもらった。
・キエフのレンズでもおまけに、と思ったのだが、見当たらず、見つけられず。あれって、どこに行けば手に入るんですかね、キエフのレンズたちって。
・展内で見かけたカメラ携帯な参観者は、デジカメにマウントアダプターを介して、オールドレンズと呼ばれるような昔のレンズを装着されている方々、と、ライカが大多数。ニコンF(黒)を下げていらっしゃる方をおひとり、という感じ。



あ、最後の最後に....
今回ブツ撮りのバックにユザワヤで仕入れてきた黒の別珍(ベッチン、綿製のビロード)にしてみました。
微妙なグラディエーションがイイ感じになるかと思って :-)
これで味をしめたら、他の色も仕入れてみるつもりです。

tag : Camera.ZeissIkon Lens.NikkorPC105/2,5 Films.Kodak-TMAX400 Films.PORTRA160 街.新宿・代々木 街.六郷土手

コメント

非公開コメント

No title

こんばんは。
また、手強そうなレンズを(笑)。
105㍉を外付けでとは、玄人好みの・・というかおいそれとは手出し出来ないようなことなのでは!?
これからが楽しみですね。

私も26日に件の展には足を運びました。
引き伸ばし用のエルマーと蛇腹ポラ用のセルフタイマーを買えました。
ブツとの出会いも運命ですか??

Re: No title

ringoさん、コメントありがとうございます。

> また、手強そうなレンズを(笑)。
> 105㍉を外付けでとは、玄人好みの・・というかおいそれとは手出し出来ないようなことなのでは!?

最近、このぐらいの中望遠レンジでのスナップが面白くて。
でもレンジファインダーでの望遠領域は、限界があるといわれていますよね。
85(90)mmの延長の105mまでなら、手持ちスナップができるかな、と思って。

> これからが楽しみですね。

稚拙なモノばかりですが、掲載していきます。
またコメントいただければ。

> ブツとの出会いも運命ですか??

かもしれませんね。
中古品は一期一会ですからね。

この週末は写真展を見つつ、写真集を手に入れて、ブラパチしに渋谷に行こうかな、と思っています :-)

中古カメラ市

交通会館で10月もあるんですよね〜。:-p

で、髙島屋なんですが、今回は小物だけにしておこう!
って、行ったつもりだったのですが。(笑)

というか、所有マップ作るとかマメです。:-)

Re: 中古カメラ市

kt2さん、コメントありがとうございます。

> 交通会館で10月もあるんですよね〜。:-p

そうなんですよねぇ~
でも、祝日の午後と翌平日の2日間だけなんですよね、行けるかなあ。
f=28mmの外付けファインダーが無性に欲しいのですが.....

> で、髙島屋なんですが、今回は小物だけにしておこう!
> って、行ったつもりだったのですが。(笑)

って、なにかゲットされたんですね :-)

> というか、所有マップ作るとかマメです。:-)

コレを作ってから、衝動買い欲がかなり抑えられました(笑)
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